2022.04.30-05.07 南から北へ236

構内にはバスが3台停車している
寿都ターミナル全景

ここでの待ち時間は1時間と20分ほど。窓口が営業しているので回数券を2,000円分購入してみる。大きな費用削減にはならないが、あと2本ニセコバスのお世話になる予定なので、これでほんの少し安くなるはずだ。

2022.05.02[Mon]
寿都ターミナル14:20→岩内ターミナル15:28
ニセコバス 雷電線、¥1,450、44.5km

寿都ターミナルにて
ニセコバス 岩内ターミナル行

出発10分前くらいにバスのドアが開く。先ほど長万部から乗ってきたバスがそのまま岩内行となるようだ。ここからの乗客は2人。出発時にはターミナルの壁についていたベルが鳴ったりもする。昨今こういう設備は機能しなくなっていることが多いので、ちょっと嬉しくなる。

寿都ターミナルにて
壁にあったベル(写真中央の赤矢印の先)

寿都ターミナルから一緒に乗車したおじいちゃんは建岩ですぐに降りてしまったので、ほとんどの区間の乗客は自分だけ。だんだん見慣れてきつつある荒涼とした岩場とはじける波、そして立ち並ぶ風力発電用のプロペラ。鰊御殿*1で振り返ると見えた寿都の街並み。どれも見慣れてきた北海道っぽい風景だが、この路線の印象はより深く残っている。


海岸線に寄り添って立つ建岩バス停


鰊御殿バス停と寿都市街

雷電温泉郷あたりまでは曇りだったが、ウエンドマリから敷島内の長いトンネル*2を抜けると本降りの雨になった。次第に人家が増えてくると岩内の街となり、雨がやまないまま岩内ターミナルに到着、権太町通りから乗った男性とともに降車となる。

岩内ターミナルにて
岩内ターミナル到着直後のニセコバス

回送表示になったバスをしばらく眺めていると、掃除のおばちゃんがバスに乗り込んで車内清掃(というか消毒がメイン)となった。今までより仕事増えてるんだろうな、なんて思うも、自分がマスク生活に慣れてきているので、掃除の人ももう慣れてしまっているのかもしれない。ただ、バスの掃除は車庫とかで行われることが多いので、そんな掃除の光景をを目にしたことはあまりなく新鮮だった。

手前より「2のりば:札幌、小樽方面ゆき」「3のりば:神威岬、神恵内、泊・盃方面ゆき」「4のりば:倶知安、小沢方面ゆき」
岩内ターミナル2~4番のりば

ここまで江差寿都とターミナルを巡ってきたが(北桧山も同じ範疇だろう)、ここまで大きなターミナルは今回の旅では初めてだ*3。なにせバスの発着レーンがちゃんと定められていて、それが5つもある。施設も明るくて人も多いし、バスの運賃券売機まである。さすが札幌までの直行バスが出ているだけはある。ということで、今のうちにSAPICAを購入しておく。実際に使う機会はあまりないような気もしているが、記念ということで。


*1:一応バス停の名称だ。

*2:「運賃距離」は300円だった。

*3:松前も似た感じだとは思うが、乗り換え時間がわずかで待合室には入っていないので未把握だ。