2022.04.30-05.07 南から北へ257

枝幸ターミナル
枝幸ターミナル

枝幸ターミナルでは5分待ちで次のバスとなる。慌ただしいのでターミナル内へは入らずに、外観だけ撮影して次のバス乗り込む。その際、前のバスの運転士が次のバスの運転士に「2人」と伝えるのを耳にした。こういう引き継ぎもあるんだと少し感心した。

2022.05.05[Thu]
枝幸国保病院(発)~枝幸ターミナル09:55→浜頓別ターミナル10:40
宗谷バス 浜頓別線、¥730、31.5km

枝幸ターミナルにて
宗谷バス 浜頓別ターミナル行

引き継ぎのとおり、乗客は興部からのお馴染みである2人。この区間は1日4往復*1先ほどのバスよりも本数は多いが、枝幸ターミナルからの利用者は前述のとおり旅行者のみだ。バスは枝幸の街をぐるっと回ったのちに、国道238号でさらに北上する。これまでと同様に基本は国道上を走行するが、落切頓別は集落を経由した。

乗車時は気にならなかったことが、帰ってきてから乗ったルートを確認してみると、どうもこの路線、宗谷バスの路線図と自動放送で流れていたバス停案内が合わないように思う。例えば、寄り道した落切付近は国道から外れた区間落切橋落切という2つのバス停があったように記憶しているが、宗谷バスの路線図で確認できるのは「落切小学校前」のみだ*2。ちょっとごちゃごちゃしているので以下でまとめてみる。

宗谷バス浜頓別線のバス停について
情報ソース 落切集落南側のバス停 落切集落北側のバス停
自分の体験 落切橋 落切
バスルート(旧バス)*3 - 落切
Google ストリートビュー*4 落切橋 - *5
NAVITIME 地図検索 落切 (記号のみ)*6
宗谷バス路線図*7 落切小学校前 -

落切についてはバス停を見た記憶まであるのだが、あいにく写真には残していない。また落切目梨泊の間にもバス停がいくつかあったように覚えているが、宗谷バスNAVITIMEのバス時刻表には存在していない。何が正しいのかは分からないが、路線バス版の仮乗降場かな、なんて思うことにした。なお、Googleマイマップ上の表記は、NAVITIMEの名称で記載し、それに自分の記憶をかっこ書きしている。


そんな「仮乗降場」バス停(大泊、もしくは大迫)

さて、枝幸ターミナルでパラついていた雨はすぐに止んだが、低い雲が垂れ込んでいるのは変わらず、海岸線近くの標高の低い山でも上部がかすんで見えないような状況となる。

海岸沿いの低山ですら山頂が雲で見えない
垂れ込める低い雲(落切~目梨泊間)

そんな重たい雲の中をバスは進み、やがて北見神威岬の根元を貫く北オホーツクトンネルへと入る。トンネルを抜けるや否や空から雲は消え去り、すぐの斜内のバス停ではもう快晴。こんな天気の急激な変化はあまり体験したことがない。本当に北海道の天気の変わり身の早さはすごい。

青空と平原
晴れわたる平原(豊牛~頓別間)

(そんなことはないだろうけど)天気が良くなったからか、これまでなかった利用者が豊浜頓別で現れる。いずれも浜頓別市街地までの短距離利用だったが、地元の利用者があるとなんとなく安心する。ラウンドアバウトを4分の3周してたどり着いた終点・浜頓別ターミナルは、乗り継ぎバス停では道内通算4つ目*8となる道の駅併設のバス停*9。到着したタイミングが大きい話ではあるけれど、ここが一番活気があるように感じた。

浜頓別バスターミナル入口
浜頓別バスターミナル入口


*1:うち1本は土日祝日休校日運休。

*2:なお、公式の路線図は2018年6月14日現在なので、その後廃校が反映されてバス停名変更といった経緯は想像に難くない。位置的には落切橋が現行のそれだと思う。

*3:2010年のデータ。ちなみに、最新の情報となるGTFSにはどちらのバス停も存在しない(情報提供がなされていない模様)。

*4:両地点ともに撮影日は2014年8月とあった。

*5:道路にはバスが退避すると思われるふくらみが確認できるが、ストリートビューからはバス停を確認できなかった。

*6:バス停記号はあるものの、バス停名は書かれていない。

*7:前掲注のとおり2018年6月現在とのこと。

*8:順に木古内駅前興部雄武、そしてこの浜頓別。

*9:なお、後日道の駅わっかない(稚内駅併設)も経由しているので、最終的には5つとなった。