路線バスICカードのまとめ

コレクションしているつもりは更々ないのだが、「南から北へ」の道中で結構たまってきたので、「四国逆回り」および「地鉄バスに乗る」も含めて、利用もしくは利用を検討した各社のICカードの情報をまとめておく。お得だからといって気軽に入手しているが、デポジット分を換金するあてもなく、またけっこうな額がチャージされたままになっているものもあるので、正直言ってあまり得してはいない。ちなみに、普段使いの交通系ICカードPASMOである*1

なお、記載の内容は利用時点の情報であること、また「バス目線」の情報しか確認していないため、記載している情報が偏っている点にも留意されたい。

PASPY、Hareca、NicoPa、hanica、Ainokaze ICOCA、CI-CA、emica、WAON、PASMO、NORUCA、icsca、ICAS nimoca、SAPICA、い~カード、ですか、IruCa、ecomyca、ICa
これまで使用したICカード(2022年5月時点)

利用した or 利用を検討したICカードの一覧
ICカード
名称
主な事業者 車内
購入
交通系
IC利用
割引手法 乗継割引
(時間)
その他
割引
備考
①チャージプレミア
②運賃割引
③利用額ポイント
PASPY 広島電鉄 etc. ②10%*2 ¥20 (60分)    
Hareca 両備バス etc. ①8% ¥20 (30分) *3 *4  
NicoPa 神姫バス etc. 不可 ①10%, 30%*5 ¥80 (60分) *6 *7
hanica 阪急阪神Gr. ①10% -    
*PiTaPa 関西の事業者 不可 ③¥10~30%*8 -   *9
Ainokaze
ICOCA
あいの風
とやま鉄道
- - -   *10
CI-CA 奈良交通Gr. 不可 ①14%, 20%*11 -    
emica 三重交通Gr. ③5~12%*12 ¥80 (60分)    
WAON AEON Gr. - - - -   *13
*manaca 愛知県の事業者 ③2~30%*14 ¥40~80 (90分)   *15
PASMO 関東の事業者 不可 ③¥100~*16 -   *17
NORUCA 福島交通 不可 ①10%, 40%*18 ¥50 (60分)    
icsca 宮城交通Gr. etc. ③5~30%*19 -    
ICAS nimoca 函館バス etc. ③3%*20 ¥50~160 (60分)*21    
SAPICA 札幌市の事業者 不可 ③10%*22 *23    
*Doカード 道北バス etc. 不可 ①10% ¥100 (60分)*24   *25
*Asaca CARD 旭川電気軌道 etc. 不可 不可 ①10% ¥100 (60分)*26   *27
い〜カード 伊予鉄バス 不可 ③1%*28 -    
ですか とさでん交通 etc. 不可 ③5%*29 ¥30~200*30
(60分~)*31
   
IruCa ことでんバス etc. *32 *33 ②10~40%*34 -    
ecomyca 富山地方鉄道 不可*35 ②10%*36 -    
*ICa 北陸鉄道Gr. 不可 不可 ③1%*37 ¥30 (30分)*38   *39

【表の説明】

  • すべて利用日、もしくはルート検討日現在の情報となる。
  • 上記の表のうち、PiTaPaはポストペイ(後払い)方式、それ以外のICカードプリペイド(先払い)方式となり、後者の方式ではデポジット(預り金)*40として¥500が別途必要となる。
  • ICカード名称では、読みがなをツールチップで表示している。また、利用していないICカードについては、冒頭に「*」を付記した。
  • 複数のバス事業者で利用可能なICカードは、代表的なバス会社を主な事業者に示した。他の事業者についてはリンク先を参照のこと。
  • 車内購入欄は、ICカードをバスの車内で購入できるかどうかを示している。
  • 交通系IC利用欄は、当該ICカード利用可能エリアでwikipedia:交通系ICカード全国相互利用サービスに含まれるICカード*41が使用できるかどうかを示している。なお、全国総合利用サービスに該当するICカードについては「※」を付した。
  • 運賃に対する割引では割引手法によって3つに大別した。チャージプレミア利用前(チャージ時点)にプレミア付加、運賃割引はバス利用時(運賃支払時)に割引、利用額ポイント利用後にポイント付与と、割引されるタイミングがそれぞれで異なっている。詳細については以下を参照。
    • ①チャージプレミアとは、ICカードへ入金した際に付与される金額。1,000円入金した場合、ここが10%なら100円がプレミアとなり、総額1,100円がチャージされる。なお、利用日や時間帯によって異なるプレミア率を適用している場合はその率を追記し、呼び名や適用日などを脚注で説明している。
    • ②運賃割引とは、ICカードで支払った際に通常運賃から割引される率を示す。運賃が300円だった場合、ここが10%ならICカードで支払った場合の運賃は270円となる。
    • ③利用額ポイントとは、月間の累計利用額に応じたポイント還元が翌月*42に行われ、付与されたポイントを運賃等に利用できる制度のこと。表では利用額に対する還元率を示しているが、これ以外にボーナスポイント制度などが設定されている場合もある。
  • 乗継割引は、ICカードを使用して2つのバスを乗り継いだ場合に適用される割引のこと。ただし、かっこ書きで付記した時間内に乗り継がないと適用されない。
  • 一覧で示したもの以外の割引制度についてはその他割引に注記している。また、入手方法や利用した路線、未使用の旨などは備考に記載した。

表を見ても分かるように、神姫バス「NicoPa」のお得度が際立っている。徳用のプレミア率や乗り継ぎ時の割引額、記名カードにすることでデポジット不要などの大盤振る舞いっぷりだ。一方、全国で使用できる交通系ICカード*43については、金銭的なメリットよりもキャッシュレスの方に重点があるようで、利用割引がなくポイント制度も存在しない「Ainokaze ICOCA」なんてのもあるくらい。また、いわゆる交通系ではなく流通系の電子マネーWAON」が利用できるバスにも乗車したが、交通系ICカードと比べて決済がワンテンポ遅い感じがあった。同じように見えるICカードでもいろいろ特性があるようだ。

運賃に対する割引については、当方のような利用形態の場合、運賃割引が分かりやすくかつメリットを享受しやすいので嬉しいが、採用しているところは少ない。日々バスを利用している人には利用額ポイントでも利点はあるが、翌月手動還元ではその地域のバスを継続的に利用しない自分にとって金銭的メリットはほぼない。チャージプレミアは実質運賃割引ともいえるが、利用時間帯による別枠チャージやカード返還時の返金ルールが少々ややこしく感じる*44。まとめると、バスを乗り継いで移動するような利用方法では、「運賃割引チャージプレミア>>>利用額ポイント」といった感じだろうか。PASMOのように次回利用時に自動還元なら利用額ポイントでも歓迎なんだけど。

今後についても、金銭的なメリットがあろうがなかろうが、運賃支払い時に手間がかからないのは便利なので、あるようなら積極的に入手していきたいと思う。ということで、この表は随時更新していくつもり。


*1:以前、PASMOを取り扱う事業者の沿線に住んでいたため。

*2:割引後に生じた10円未満の端数は切り上げとなる。

*3:利用総額プレミア: 前月利用額(¥1,000以上)により翌月初回チャージ分にプレミア上乗せ、2~10%

*4:誕生日割引: ¥50(利用ごと、要登録)

*5:徳用: 平日9:30~16:00に降車、もしくは土・日・祝・盆・年末年始の終日に適用

*6:NicoPa Club入会(要登録)でデポジット不要となる。カード購入後に登録した場合、デポジット分が利用可能額へ移行する。

*7:ニコパポータルサイト経由で入手が可能。所定の手続きを行うと、入金なしの記名カードが後日郵送される。

*8:利用額割引(京阪バスGr.): 自動還元、前月利用額¥1,000超え

*9:検討のみで利用せず。

*10:京阪バスIC1dayチケットにて使用。

*11:ひまわり: 時刻表上平日9:30~15:30に発車するバス、もしくは日祝ダイヤ運行日のバス乗車時に適用

*12:ポイント制度: 自動還元、前月利用額¥2,000以上

*13:三岐鉄道イオンモール東員線にて利用。

*14:マイレージポイント制度: 手動還元、付与条件は事業者によって異なる
/名古屋市= 前月利用額¥2,000以上、通常10~13%、昼間(平日10:00~16:00と土日祝)30%
/名鉄バス= 前月利用額の2%+ボーナス

*15:検討のみで利用せず。

*16:バス利用特典サービス(バス特): 自動還元、月内運賃の累計利用額に応じて次回利用時に還元、累計¥1,000以上

*17:CI-CA入手前の奈良交通などでも使用。

*18:ちょこエコ: 毎月1,11,21日の3日間に適用

*19:ポイントサービス: 手動還元、付与条件は事業者によって異なる
/宮城交通= 月内乗車回数に応じて運賃の5~30%
/仙台市交通局= 月内乗車回数に応じて運賃の5~25%

*20:カード(乗車)ポイント: 入金時自動還元、3%+ボーナスポイント

*21:安い方の運賃で割引額が決定、乗り継ぎ後の運賃が割引となる。

*22:SAPICAポイント: 自動還元、ポイントが運賃以上の場合にポイント精算

*23:制度はあるものの、地下鉄とバスの乗り継ぎのみが対象。

*24:バス会社相互の乗り継ぎも対象。同一区間の往復利用は非適用。

*25:検討のみで利用せず。

*26:バス会社相互の乗り継ぎも対象。同一区間の往復利用については記述なし。

*27:検討のみで利用せず。

*28:い〜カードポイント: 手動還元、500ポイントごと

*29:ですかポイント: 手動還元、1,000ポイントごと

*30:指定された乗継ポイントでの乗り継ぎのみ有効で、2乗車目が割引。割引には¥50+10%というパターンもある。

*31:当日中の乗り継ぎであれば、時間に関係なく割引が有効となる乗継ポイントもある。

*32:ただし、大川バスの車内では購入できなかった。

*33:ことでんバスのみ。

*34:回数割引: 1ヶ月間の利用回数に応じた割引、1回目(10%)~51回以上(40%)

*35:市内電車のみ利用可能。

*36:割引後に生じた10円未満の端数は四捨五入される。

*37:エコポイントサービス: 自動還元、100ポイントごと

*38:時間内の乗り継ぎであれば、別の停留所でも適用。

*39:入手済だが未使用。

*40:運賃支払いに転用不可(例外あり)。通常は購入時の金額に含まれている。

*41:KitacaSuicaPASMOTOICAmanacaICOCAPiTaPaSUGOCAはやかけんnimocaの10種類。

*42:PASMOは次回利用時。

*43:前掲の注に含まれる10種類のカード。

*44:CI-CANicoPaは、払い戻し時にカード残額から「プレミア相当額」を控除するようになっているが、この「相当額」の算出方法がよく分からない。