バスを待っていると、予想通りのワンボックス車がやってきたが、駅前の登山グループはバス停の方にはやって来なかった。おかげで次のバスには無事乗れるようだ。
2024.03.30[Sat]
JR曽根駅《標高3.7m》09:15→JR宝殿駅09:50
高砂市 じょうとんバス [61]市ノ池・高御位山観光ルート、¥200、10.5km
じょうとんバスの市ノ池・高御位山観光ルートは土日祝日のみ運行のバス。2023年の8月から運行が開始されたバスで、細い道を走りそうな路線だったのでぜひ乗ってみたかった路線だ。ただ、乗車する際の強敵は高御位山*1へ向かうハイカーの存在。そのために直前に乗った神姫バスを途中で降りたりもしたが、前述のとおり杞憂で終わった。まあ、もし乗れなかったとしても、(上記写真後方にも見えている)別のじょうとんバスでJR宝殿駅へは出られるので*2、ここで中断みたいな話にはならなかったと思う。
ワンボックスタイプの車体ということで、他のじょうとんバスでは使えるNicoPaは利用できず、さらに車内に放送設備がないため乗車時に降車バス停を伝える必要がある。こういった仕様はコミュニティバスあるあるなので、慣れた感じで「終点まで」と伝えて運賃を現金で先払いして乗り込む*3。
時間になると乗客5人で出発となる。利用者は鹿島神社までのハイカーと公園墓地に向かう家族、そして終点まで乗り通す自分だ。座席配置は後方より3列-3列-2列(-2列)*4で定員9人となっていたので、いざとなったときは助手席が乗客に解放されるようだ。
出発してしばらくは国道2号を東進するが、阿弥陀バス停の先で左折を繰り返して、山と田んぼの境界に連なる人家の間を走って進むようになる。想像していたよりも道幅があったので狭隘路線ファンとしてはちょっと残念だったが、鹿島神社バス停の目前にあるチタン製の大鳥居や、ため池に向かって打つタイプの珍しいゴルフ練習場「かしまレークゴルフ」*5など、珍しいものが見れたので概ね満足した。
市ノ池公園や公園墓地の行き止まりまで進んで寄り道するなど、車体の小ささを武器にして高御位山の山裾を巡ったのち、北池で国道2号へ戻ったあとは、特にこれといった見どころのないままJR宝殿駅を目指すだけとなる。乗客は出発地点のJR曽根駅からしかなく、公園墓地から先は自分だけしか利用者はなかったが、なかなか楽しい路線だった。