2024.06.13-15 越前海岸バス巡り 3

2024.06.13[Thu]
糠長島16:50→たけふ新駅17:41
福井鉄道 王子保・河野海岸線、¥880、25.3km

糠長島にて
福井鉄道 たけふ新駅行

糠長島からはバスで武生へ向かう。バス停と待合所があるのはかれい崎方面側だけ*1というひっかけ問題を巧みにかわし、バス停の対岸の歩道で待っていると、かれい崎方面からバスがやってきた。前回触れたように、かれい崎には福鉄バスの車庫があるので、そこから回送されてきたようだ。

バスに乗り込もうとすると、車内にはすでに人がいた。訝しみつつ席に着くとその方は福井鉄道の方で、さっそくどこまで利用するかと支払方法について尋ねてきた。利用状況調査というやつだろうか。始発バス停から終点まで乗り通すマニアをカウントしていいものだろうかと思う節もあるが、嘘をつく意味もないので「終点まで乗ります」とだけ伝えておく。このバスは武生方面への最終バスではあるが、乗客は自分だけで糠長島を出発する。他の利用者はずいぶん先のポリテクセンターからが唯一で、利用状況は寂しいかぎりだった。

河野までは右手に越前海岸を眺めながら進む。甲楽城*2から今泉にかけては崖の上に道路が作られているので格別に眺めが良い。4月に歩いた海岸を遠くに眺めながら、傾きかけた陽の光の中を淡々と走るバス、何とも言えない哀愁がある。河野から先は以前も利用したルートとなる。国道8号まで遡上し、王子保経由で大回りし、最終的に武生の街へと入っていく。ポリテクセンターからの利用者は武生駅で降車したが、こちらは約束通り終点のたけふ新駅まで乗車した。

宿は武生駅前だったので、わざわざ歩いて戻る。チェックインののち、駅前にあった秋吉で軽く飲んで、夕食は同じく駅前にあるアルプラザのおつとめ品で済ます。秋吉の若い店員が濃い目の福井弁を話す人で、それを聞けただけでも武生に泊まってよかったなんて思ったりした。


越前海岸バス巡り 2024/6/13のまとめ


*1:糠長島王子保・河野海岸線の終点なので、その前でいくら待っても乗車できるバスはやって来ない。

*2:読みは「かぶらき」、かっこいい地名だ。