南越前町住民利用バス 河野地区線路線図と時刻表
食事を終えて河野バス停へと戻る。待合所の中には、かつて運行されていたバスの路線図と時刻表がまだ掲示されていたので、しげしげと眺める。今回歩いた時間に近いバスだと大谷を11時20分に出発するバスがあったようだ。そのくらいの時間にはすでに大谷地区を過ぎていたので、バスがあれば乗れたということになる。ただ、バスに乗れたとしても旧河野村の村域から出ることができず、大谷からわずか8分の乗車で王子根*1に着いた後は、自分がこれから乗るバスまで移動手段が何もない。うーん、どっちもどっちな気もするが、歩かなくていいのであれば2時間待ちの方がいいと思う。1本多くバスに乗れるわけだし。
2024.04.30[Tue]
糠長島(発)~河野《標高2.9m》13:39→武生駅前14:19~たけふ新駅(行)
福井鉄道 王子保・河野海岸線、¥850、19.8km
福井鉄道 たけふ新駅行
利用者はいないだろうという先入観のまま国道を走ってきて、バス停に人がいたので慌てて減速してバス停に近づく、そんな雰囲気でバスはやってきた。河野バス停は左カーブの先の道幅が広がった場所にあり、走って来るバスからは死角になるところにあるので、こんな運転になるのは仕方ないと思う。乗り込んだ車内に乗客は見当たらないので、いつもの中ドア直後の席に陣取る。
しばらくは川に沿って遡上し、国道8号まで上り詰めると桜橋に着く。いつの間にか雨はやんで空が明るくなってきている。その後は国道8号経由で鯖武盆地へ入る。このあたりまで来ると路面がドライなところも出てくる。雨が降り続いていたのは海沿いだけだったんだ、とちょっとへこむ。
あとはこのまま武生駅、というルートはもちろん取らず、王子保駅*2を経由する。おかげで富士見ヶ丘*3付近の道路工事にともなう渋滞に見事ハマってしまう。上記のバスのルートを見ても分かるような明らかな迂回部分で、乗客を拾わずに渋滞に引っかかるなんてひどい話だ。結局、武生駅前には10分遅れての到着となる。降車ボタンは押していなかったがバスが停止してドアが開いたので、慌てて降車する。渋滞も含めて50分近くの乗車となったが、乗客は終始自分だけであった。
降りてから何となく違和感を感じたので予定表を見直すと、終点の「たけふ新駅」で乗り継ぐ計画だったことに気づく。ただ、次に乗るバスも武生駅前を経由するのであまり問題はないが、バスで向かうことができなかったたけふ新駅まで歩いてゆき、どんなところかだけ確認をしてきた。道路と線路に挟まれた歩道上にバス乗り場が連続する、レトロスタイルのバスターミナルだった。
たけふ新駅バス乗り場