織田バスターミナルセンター*1
武生駅からのバスを降りた織田は、織田信長ゆかりの地らしい*2。鳥居をデザインに組み込んだバスターミナルはなかなか素敵だが、2階にあった展示コーナーは閉鎖されて時間が経っている雰囲気で、やってくるバスもそれほど多くはない。バスの乗り場は3レーンあるが、起終点となるバスよりも目的地へ向かう途中に経由するバスが多いため、バスがいなくなるとすぐ静けさに包まれてしまう。この日は平日なので、これくらいの時間なら下校する高校生がバスターミナルにたむろしてそうなイメージがあるけど、それがないということは近くに高校がないのかもしれない。
2024.04.30[Tue]
かれい崎(発)~織田《標高110.0m》16:33→神明駅17:13~北鯖江駅(行)
福井鉄道 鯖浦線、¥730、18.1km
ターミナルでしばらく待つと、北鯖江駅行のバスがやってきた。織田を経由するバスはどれも数分の停車時間があって、このバスも時刻表上は3分の待機が設定されている。これから乗る路線バス「鯖浦線」はかつて鉄道路線があった区間を走る路線バスで、約50年前までは鯖江と織田を鉄道が結んでいたらしい。織田の街中にこういうバスターミナルがあるのは駅跡を利用したんだろうな、などと想像する。ちなみに重箱の隅をつつくような話になるが、鉄道時代の「鯖浦」は「せいほ」と読んでいたようだが*3、バス路線は「さばうら」と読むのが正しそうだ*4。
かれい崎から空車でやってきたバスは、織田から自分だけを乗せて鯖江方面へと出て行く。しばらくは先ほど乗ってきた武生からのバスのルートを戻る。後で調べたら鉄道もこのルートだったらしい。自分はてっきり国道417号を道なりに進んで神明駅を目指すものだと思っていたのでちょっとドキドキする。結局新樫津まで同じルートをたどり、そこから越前町役場方面へと進むようになった。武生駅方面ルートと分かれてから通過した蝉口バス停近くで「蝉丸の墓」があるとの看板を見かけた。蝉丸、こんなところに墓があるのかと、百人一首の特徴的な読み札の絵がふと脳裏をかすめる。
山間部から平野部へ出てきて、織田からの国道417号に合流した直後の朝日で初の乗客がある。利用者は高校生が2人だけだったが、反対方向のバス停には15人くらいがバスを待っていた。西田中でも1人乗ってきて、このバスは乗客4人で北鯖江駅方面へと向かうことになる。西田中はバスのルートからちょっと外れたところにあり、後日確認したところこちらも織田と同様に廃止された駅跡を利用したバスターミナルらしい。西田中を出て国道に戻るとあとは一直線に走れば神明駅ではあるが、公立丹南病院に寄り道したりもする。この病院へ曲がる前のバス停である糺(ただす)は、バス停名も標識もちょっとかっこよかった。可能なら次回来たときに写真に残しておきたいバス停だ。
次回の話が出たように、今回はこの神明駅で中断となる。暗くなりつつある中、乗客1人となったバスが北鯖江駅方面へ走り去っていくのを静かに見送った。
標高差2,721m 2024/4/30のまとめ
日付 | 区間 | 路線バス | 徒歩距離 | ||
---|---|---|---|---|---|
乗車 | 運賃 | 走行距離 | |||
2023.08.26 [Sat] | 道の駅笠岡ベイファーム → 笠岡駅前 | 1回 | ¥370 | 7.5km | - |
2023.09.28 [Thu] | 笠岡駅前 → きらめき広場 | 6回 | ¥3,690 | 112.4km | 2.7km |
2023.09.29 [Fri] | きらめき広場 → 新見駅 | 1回 | ¥530 | 23.4km | - |
2023.09.30 [Sat] | 新見駅 → 岡山駅 | 3回 | ¥2,440 | 96.1km | - |
2024.02.09 [Fri] | 岡山駅 → 播州赤穂駅 | 9回 | ¥2,150 | 87.6km | 1.5km |
2024.03.29 [Fri] | 播州赤穂駅 → 山崎 | 4回 | ¥1,980 | 63.2km | 0.4km |
2024.03.30 [Sat] | 山崎 → 阪神西宮 | 12回 | ¥5,430 | 133.4km | 0.5km |
2024.04.28 [Sun] | 阪神西宮 → 出町柳駅前 | 10回 | ¥3,200 | 91.9km | 0.5km |
2024.04.29 [Mon] | 出町柳駅前 → 敦賀駅 | 10回 | ¥4,040 | 113.7km | 9.2km |
2024.04.30 [Tue] | 敦賀駅 → 神明駅 | 4回 | ¥2,520 | 67.7km | 8.4km |
累計 | 10日 | 60回 | ¥26,350 | 796.9km | 23.2km |