2024.04.27-30 標高差2,721m 58

新麻生口のバス停は、北陸道の橋梁の下にあった。頭上ではひっきりなしに車が行き交っているので騒々しいが、下界にいるのは自分だけだ。

新麻生口バス停は北陸道の直下にある
新麻生口バス停と高速道路

滋賀から福井への県境越えのため、2か所合算でだいたい7.5kmほど歩いてきたが、国境~疋田の約9km(しかも歩道なし)よりはマシだったと思う。なお、バスの経路だけ眺めていると、余呉バス・柳瀬線の雁ヶ谷から敦賀市コミュニティバス・愛発線の刀根への乗り継ぎの方が徒歩区間が短めのように見えるが、ルート途中の柳瀬トンネルは歩行禁止のため、山越えを厭わない気力と体力が必要になるので注意だ。なお、敦賀市のバス停のイラストは松本零士氏が手掛けている。どういった縁があったのかは分からないけど。

ここからのバスがこの日最後のバスとなる。バスがやって来る直前になって、ようやく雨が降り始めた。

2024.04.29[Mon]
杉箸(発)~新麻生口《標高115.2m》15:55→敦賀駅16:19
敦賀市 コミュニティバス 愛発線、¥200、10.8km

新麻生口にて
敦賀市 敦賀駅

バスの車体を見るかぎり、愛発線は敦賀海陸運輸が受託しているようだ。乗客のない車内に乗り込んで席に着くとバスは動き出す。自分が呼び水になったかのように続くバス停の曽々木奥野で乗客を増やし、敦賀の市街地へ向けて山を下っていく。ただ、このまま国道を下っていくだけではないのがコミュニティバス疋田の先で国道を右折して市橋を経由したり、小河出口へ寄り道して折り返したりする。バスのこういった挙動は乗ってみないと分からないことが多いので乗る楽しみがある。

平野部へ出ると、回り道をして岡山2丁目などを経由し*1、ここで体躯のがっしりした若者3人が乗り込んでくる。彼らは終点1つ手前の白銀町で降りたので、飲み会か何かだろう。岡山2丁目以降の乗客はなく、バイパスができたおかげで交通量の減った敦賀市街を抜けて、敦賀駅に到着となった。なお、通常の運賃は200円だが、ICカード稼働キャンペーンということで、ICカードでの支払いは半額で済む。これは2024年5月末までの土休日・GWが対象とのこと*2たまたまこの地にやってきただけではあるが、ありがたくそのメリットを受けさせてもらう。

敦賀駅バスターミナル
敦賀駅バスターミナル

敦賀駅に着くとすでに雨は本降りになっていた。新幹線延伸のおかげか、敦賀の駅前はきれいに整備されていた。バス乗り場は6か所、おしゃれすぎて乗り場が分かりにくい雰囲気もあるが、落ち着いた感じで好印象だ。しばらく駅前でうろうろしていると、「敦賀駅東西連絡バス」と書かれたマイクロバスがロータリーに入ってきた。駅の構内を通過しないと東西移動ができないために急遽運行されたものだろうか。ちょっと興味はあるが、むやみやたらに乗るのは避けて、さっさと宿にチェックインした。

敦賀駅東西連絡バス
敦賀駅東西連絡バス

夕食は前日に引き続いてスーパー(マーケット)飯*3。北陸にも進出しているアルプラザ平和堂)に行って、おつとめ品を買い漁って宿に戻り、食事後は翌日どうするかを検討する。今日に続いて天気予報は雨のままだが、何日か前の予報だと「終日雨で風も強め」だったのが「降ったりやんだり、風はなし」に変わっていた。次の日は今日以上の歩きがあるので、進むかどうかは慎重に決めたいところ。ただ、いくら考えても明日にならなければ決められないので、さっさと床に就いた。


標高差2,721m 2024/4/29のまとめ

日付 区間 路線バス 徒歩距離
乗車 運賃 走行距離
2023.08.26 [Sat] 道の駅笠岡ベイファーム → 笠岡駅 1回 ¥370 7.5km -
2023.09.28 [Thu] 笠岡駅前 → きらめき広場 6回 ¥3,690 112.4km 2.7km
2023.09.29 [Fri] きらめき広場 → 新見駅 1回 ¥530 23.4km -
2023.09.30 [Sat] 新見駅岡山駅 3回 ¥2,440 96.1km -
2024.02.09 [Fri] 岡山駅播州赤穂駅 9回 ¥2,150 87.6km 1.5km
2024.03.29 [Fri] 播州赤穂駅 → 山崎 4回 ¥1,980 63.2km 0.4km
2024.03.30 [Sat] 山崎 → 阪神西宮 12回 ¥5,430 133.4km 0.5km
2024.04.28 [Sun] 阪神西宮 → 出町柳駅 10回 ¥3,200 91.9km 0.5km
2024.04.29 [Mon] 出町柳駅前 → 敦賀駅 10回 ¥4,040 113.7km 9.2km
累計 9日 56回 ¥23,830 729.2km 14.8km