2019.04.26-05.03 四国逆回り1

ゴールデンウィーク初日。これから四国をバスで一周する。せっかくなので、「南から北へ」につながるように、1年前に通過した倉敷駅前をスタートとした。予定通り進めば7日間で廻ってこれるはず。日程が長めなので荷物が少々重くはあるが、基本的にはバスに乗っているだけなので、問題はないはずだ。

午前6時の倉敷駅南口
倉敷駅

倉敷駅からのバスは早い。朝食をコンビニで買い込みつつ南口へと向かう。人は少なく、昨日からのアルコールを引きずった人たちも見えるが、ペデストリアンデッキ*1からロータリーを眺めていると、これからどこかへ向かうと思われる、大きな荷物を持った人たちを送迎する車がひっきりなしに駅へと到着するのが分かる。GW初日らしい光景だ。

2019.04.27[Sat]
倉敷駅前06:20→JR児島駅前07:17
下電バス [51]塩生線、¥720、22.6km

倉敷駅前にて
下電バス JR児島駅前行

倉敷から児島へ抜ける下電バスは2系統あり、ほぼ同じ時間帯に初便があるが、今回は塩生線*2を利用する*3。塩生線の方が倉敷出発が早く児島到着が遅い、すなわちそれだけ長い時間バスに乗っていられるという点に惹かれた*4。バスを待っていると、朝日が差し込む中で強めの雨が降ってくる。狐の嫁入りレベルじゃない、コヨーテとか狼クラスの結婚式だ。若干嫌な気分になるが、今日の四国は1日好天のはず。岡山での雨は気にしないことにする。

倉敷駅からの乗車は自分を入れて4人。大きな荷物を抱えた若者が2人いたが、夜行バスで帰省してきた人だろうか。本来なら1年前に購入したHarecaで乗車したいところだが、あいにく自宅に置いてきてしまった。中途半端にチャージした分を消費できないのは非常に残念だが*5、ないものは仕方がない、整理券を取って現金払いで乗車する。

ルートは、倉敷から水島方面へ南下し、水島の東側を抜けて児島へと進む。基本的にはセンターラインのある道を進むが、呼松および塩生あたりは道幅の狭いルートを走る。その後は下津井電鉄の旧児島駅前ロータリー跡と思われる児島市民交流センター前で1周し、JR児島駅へと向かう*6

朝のターミナルからの下り便、というふうに当初は考えていたので、乗客が当初の4人以上にはならないだろうと思っていたが、児島駅も十分ターミナルのようで、終点に近づくにつれて乗客は増えていく。下電バス自体、児島を中心とした路線網なので、当たり前の話と言えば当たり前の話なのかもしれない。なお、最終的にJR児島駅で降車したのは7人だった。

車内の広告がすべて埋まっていたので、下電バスの営業部門はずいぶん頑張っているなあと思いながら眺めると、半分がPiTaPaでもう半分がバスの日関連の掲示だった。地方のバスの広告なんてそんなものだろうが、自社のお知らせや運賃表で隙間を埋めている他社よりはいくぶん活気があるように見えて良いと思う。もちろん誰も見てはいないけど。

児島駅前に降り立つと、朝からずいぶんと人通りがあって賑やかだ。ちょうどこの日、駅周辺で児島フェスティバルという催しが行われているらしい。雨は倉敷駅周辺で降っていただけで、児島では青い空が広がっている。イベント関係者は好天でほっとしているに違いない。ただ、屋外にいるには辛いくらいの強くて冷たい風が吹いているので、バス待ちはJRの駅舎で凌いだ。


*1:大きな駅などに付属する、大規模な歩道橋みたいなもの。個人的には言いにくい言葉という認識。詳細はwikipedia:ペデストリアンデッキを参照。

*2:「しおなす」と読むらしい。

*3:ちなみにもう一つは天城線。

*4:たかだか7分ではあるが。

*5:Harecaを最後に使った宇野バスで、ほんのちょっと足りないためにチャージした記憶がある。

*6:書いていて気づいたが、児島駅だけ「JR」を冠するのは、自社の旧駅名があったからではないかと思われる。