四国逆回り46 お世話になったサイト(2019年4-5月)

今回お世話になったサイトなどをまとめておく。

全般

基本的にはいつもの3サイト。ただし、今回はバスルートよりも運行会社の路線図の方を多く利用した。さすがに、最初のあたりをつけるのにはバスルートを眺めたりしたが、営業エリアのかぶるバス会社がほとんどないため、運行会社さえ分かれば後はその会社のサイトで調べれば済んでしまうからだ。また、1つ1つの路線が長く、一気に距離が稼げるため、悩む要素が少なかったことも挙げられる。

あと今回、初めてタブレットNAVITIMEを使ってみたけど、パソコンで使う場合と比べて制限が多く*1、お金を払わないと非常に使いにくいことに気がついた。ゆくゆくは課金して、どんな感じなのか試してみたいとは思っているが、あまり良い印象はない。

バス会社

岡山・香川県

岡山県下電バスのみ。サイトも路線図も非常に見やすくて良かった。pdfでアップロードされている路線別時刻表の文字サイズが小さくてきついけど、拡大すれば済むわけだし。

香川県内のバス利用は、4社2自治体。琴空バスのサイトは手抜きのようにも見えるけど、必要な情報は揃っているので、それほど不満はない。三豊市のタイトルは原文ママ、「<font color=red>」と書かれていることから、1つ上の階層にある【平成31年4月1日改定】コミュニティバス時刻表!をタグごとコピーしたんだろうなあと推察する。個人的には「3」と「1」の違いも気になるけど。

愛媛県

愛媛県では3社のみ。長距離を走る路線が多く、今治八幡浜への寄り道がなければ、5本のバスで川之江から宿毛までたどり着ける*2。ウェブサイトは3社とも見やすく使いやすかった。せとうちバスは若干古臭いデザインではあるが、乗り継ぎも調べられるので使い勝手は悪くない。ただ、個人的には路線ごとの時刻表の方が嬉しいのだけど。

ちなみに、宇和島バスが今回利用したサイトの中では一番のお気に入り。調べたい情報は揃っているし、まだ試用版とは言え時刻表・運賃検索も使いやすかった。また、サイトにある写真もきれいだし、宇和島自動車100年ストーリーも面白かった。あとはICカードがあればベストなんだけど、会社の規模からしてそれを求めるのは酷かもしれない。

高知県

高知県は5社1自治体。宿毛市のはなちゃんバス以外はすべてICカード「ですか」が利用可能で、小銭に気を使わず移動できたのは非常に良い点。各社のサイトにも大きな不満はないが、四万十交通のみ路線別時刻表がなく、かつバス停間の乗り継ぎ検索もできないため*3、さすがにNAVITIMEのお世話になった。

また、図案化された路線図だと、土地勘がない場所だとあまり役に立たない、ということにも気がついた。つまり、行ったことのない場所では地図上に落とし込まれたものが路線図として最良ということになるが、複数の系統が走るルートの表示など、図案化しないと表現しきれない場合もあると思うので、誰にでも分かりやすい路線図というのはありえないのかもしれない。

路線図に関連して、「高知バスロケ*4というのがあり、通常はスマホなどで確認するのだろうが、中村駅や室戸世界ジオパークセンターにはそれが表示された専用のモニターが置いてあった。バス待ち時にスマホで確認していた人は見かけなかったけど、据え置きのモニターを眺めている人はいたので、サイトを用意するだけでなく、だれでも見れる設備を用意するのは、割と大事なことだと思う。

なお、高知東部交通は、上記のサイト以外に「リニューアル中のホームページ」というのもあった。もしかしたらリニューアルサイトのアドレスが本家になってしまったら追えなくなるので、念のため書いておく。

徳島県

徳島県は2社のみ。2社と言っても徳島バス南部徳島バスの子会社で、ドメインも一緒だったりする。ICカードのない地域だったので、小銭で運賃を支払うのが少々面倒ではあったが、他の地域に比べて運賃自体は安めの印象がある。

どちらのサイトにも俯瞰できる路線図がないので、後者については「とくしまバスNavi|いまドコなん」を利用した。一応、徳島バスには路線ごとのページがあるんだけど*5Google Maps Platform の APIキーを取得していないせいか、「For development purpuses only」と表示されていて見にくいので使わなかった*6。なお、このとくしまバスNavi、ドメインから察すると NAVITIME が運営しているようだ*7

ICカード

徳島県を除く各県でICカードは導入済だったが、愛媛と香川はどちらも1路線しか使用していないので、ほぼ記念目的の購入となった。一方、高知県ではほぼ県内全域で使用できるため、15路線にわたって利用した。「ですか」は利用額ポイント制であるため*8金額的なメリットはあまりないが*9、それでも3日間にわたって小銭を多めに持って乗車しなくて済んだのは大きなメリットだった。

なお、IruCaの利用時割引、1月51回以上だと4割引*10というのは相当な大盤振る舞いだと思う。もしかしたら定期買うより得なのでは? そんな制度でいいのかと心配になるくらいだ。

宿泊先

宿泊先については可もなく不可もなく。元来、宿泊先にはそれほど多くを求める気持ちはなく、「寝られりゃ万事ok」だと思っているので、よほどのことがない限り不満はないし、また満足することもない*11。宿泊先の決定はいつものようにネット経由で行ったが、四国の場合は遍路宿が充実しているので、そちらをうまく利用したほうが(少なくとも金額的には)良かったのかもしれない。

その他

もうこの辺になるとサイト自体ではお世話になっていないところばかりだが、記録として。こうしてみると、今回は思ったより観光している感じがする。立ち寄り湯については今回2か所だけだったが、今後は増やしていけたらと思う。



*1:候補は1つしか出てこないし、現在地を明かさないとポップアップが何度も出るなど。もしパソコンから利用した際にこの状態なら、たぶん使わなかっただろう。

*2:川之江新居浜~松山~大洲~宇和島宿毛。乗り継ぎ時間までは確認してないけど、川之江を朝一に出れば1日で進めるんじゃないかと思う。

*3:サイト上で確認できたのは、主要なバス停の時刻表だけだった。

*4:高知西南交通、高知高陵交通、高知東部交通の3社の路線バスのロケーションが確認できる。とさでん交通は別途「バスこっち」というサイトでバスの場所が確認できる。

*5:例えば、鳴門公園線とか。

*6:分かったようなことを書いているけど、いまだに Google Maps Platform についてあまりよく理解できていない。とりあえず、自分のところは iframe で表示しているので大丈夫、くらいの知識しかない。

*7:その旨は免責事項にも書かれている。

*8:5%のポイント還元。「い〜カード」も同様だが、こちらはポイント1%と相当渋い。

*9:ただし「ですか」には乗継割引制度があるため、若干ではあるが運賃が安くなる。

*10:シニアIruCa(65歳以上)で同じ条件の場合、なんと55%割引となる。

*11:1か所だけ、隣の部屋のいびきがひどく、そのいびきに対して隣の隣の部屋の人が「抗議の壁ドン」をしていることすら確認できたところもあったが、それが面白かったので許している。