年末年始ふり~きっぷ26

2018.01.04[Thu]
五百石駅前15:40→一夜泊15:56
富山地方鉄道 大森線、¥430(390)、7.0km

五百石駅前にてにて
一夜泊行

五百石駅前を発着する、富山駅前方面以外の数少ない生き残りである一夜泊*1行に乗車する。ちょっと気まずいのは、富山から五百石まで乗ってきたバスがそのまま一夜泊行となる点だが、ふり~きっぷ利用者なので一夜泊行乗車時点で運転士の方も察しがつくだろう。 発車5分ほど前に図書館を出てバス乗り場に向かうと、乗車ドアを開けてくれたので遠慮なく乗り込む。以前何かで読んだ話では、小学校か中学校の通学で主に利用されている路線とのこと、ということであれば今日みたいな冬休みの期間じゃ乗客は他にいなそうな感じだ。

バスは駅前ロータリーを半周したのち、駅の南にある五百石駅前交差点から東へ向かい、中米沢から南下、新堀の付近で西進とこまめに向きを変えながら一夜泊を目指す。尾山中学校前での乗車はなく、結局最後まで乗客は自分一人だった。最初から最後まで自分以外の乗客がいなかったのは、これまでの「地鉄バスに乗る」ではなかった事態だ。それでも運転士は丁寧な運転で、バス停付近では乗客がいてもいいように徐行しつつ、のんびりと進む。公民館前の先の交差点で左に折れたあとは一夜泊までまっすぐ南だ。

道路に面してUターンできそうな場所があり、そのすみっこに一夜泊のバス停があった。バスを降り、バス停やバスを一通り撮影したのち、防寒対策を施す。ここからは歩きとなる。

一夜泊にて
一夜泊で発車を待つ五百石駅前行

2018.01.04[Thu]
一夜泊…富山斎場前/徒歩、2.7km

4時近くなって、そろそろ暗くなってきた。空は厚い雲が覆っていて、暗くなるまでに天気が好転することはなさそうな雰囲気だ。幸い路上に雪はなく、それほど風が強いわけではないので、橋を越えるルートではあるがあまり心配ではない。

まずは一夜泊の集落から常願寺川の堤防上にある道まで出る。歩き始めは雪が降っていたがすぐにやんだので、ほとんど傘を差さずに進む。堤防に出ると、田んぼの間ののんびりした道から一転して、行き交う車は多いのに路肩に余裕がない、つまりは非常に歩きにくい道となる。近くに富山のごみ焼却場があるため、年始初めての平日ともあってこんな時間でも塵芥車が走っている。なるべく集落側の路肩を歩いてゆくが、それでも車に追い越されるときは少々怖い。

道は雷鳥大橋の下をくぐり、くぐった先で内側の土手に登り橋へと出る。この辺の川は傾斜が急だからか、それとも堤防の負荷を抑えるためなのか、ハの字型で堤防が築かれていて、雷鳥大橋の架かるあたりもちょうど堤防が切れているところになる。車で進む分にはなんてことない道だが、歩いていると土手を移る際にせっかく稼いだ高度を下げてしまうので、何かともったいない気分になる。一部未舗装の道を登ってようやく雷鳥大橋のたもとに到着する。16:10を回ったところ、時間的には余裕だ。

あとは橋を渡って斎場に向かうだけだ。雷鳥大橋は上流側にしか歩道がないため、そこを歩く。橋から川を眺めると、雪の河原にウサギっぽい足跡が大量に残っていた。歩道に雪はほとんどなく、また車とも距離を取って歩けるので、先ほどよりは気持ちが楽だ。

橋を渡り終えると、道を横断して今度は左岸の土手を歩く。天気が良ければ気持ちが良さそうな道だが、夜が迫りつつある曇った日では自然と早足になっていく。目指しているのが斎場というのも良く考えてみると変だ。目指しているのは斎場、それも正月早々。夕闇に押されるように足を速めるが、向かっている先は斎場。市の斎場の向かいにあるオークスセレモニーホール富山では今夜の式の準備が始まっているようだ。斎場に向かっているとはいえ、人気(ひとけ)があることに若干安心する。


富山斎場南にある関係者以外通行禁止の橋

堤防から斎場へと降りるところで大きな罠があった。通行禁止だそうだ。さすがにここまで来て戻るのは辛いので、突破させてもらうことにしたが、橋上には大きな水たまりがあって、靴を濡らさずには渡れない仕様のようだ。なるべく濡れないようなところを進み*2、土手を下ってなんとか斎場へ。斎場内の駐車場にバスが停まっていたので、次のバスに乗る旨説明してバスの中で休ませてもらうことに。時刻は16:30、やっと人心地つく。

あたりを見渡すと、お通夜の準備に追われている感じが良く伝わってくる。正月とは言え、人の生き死にはそれに左右されない。さすがに元旦から葬儀をやることはないだろうから、順送りされたイベントが重なっているに違いない。そういう賑やかさもあり、また葬儀特有のしめやかな空気も感じられる。なんかちょっと落ち着かない場所だ。


*1:「いちやどまり」と読むようだ。ちょっとかっこいい地名だ。

*2:得てして、こういうときは当初の想像よりも靴は濡れていることが多い。