2024.06.13-15 標高差2,721m 64

2日目。福井に来た主目的である「標高差2,721m」の続きを進めたい。そのためにまずは鉄道で神明へ向かう。

2024.06.14[Fri]
たけふ新08:04→神明08:23福井鉄道、¥390

2編成が停車している
えちぜん鉄道たけふ新駅ホーム

電車の車体番号のフォントが名鉄っぽいので、出自は岐阜の市内電車あたりだろうか。古めかしい車両だが、雰囲気は良い。車内は座席がほぼ埋まるくらいの混み具合。制服を着た高校生は家久とサンドーム西ですべて下車した。それぞれ武生商工高校と鯖江高校の最寄り駅のようだ。高校生が降りて車内がゆったりした直後の神明でこちらも下車。神明では降りた客よりも乗る客の方が多かったので、ここから福井へ向けてまた混みだすのだろう。

2024.06.14[Fri]
神明苑(発)~神明駅《標高22.4m》08:36→近松会館08:48~神明苑(行)
鯖江市 つつじバス 立待線、¥100、3.8km

神明駅にて
鯖江市 つつじバス 立待線 神明苑行

「標高差2,721m」再開後、最初に乗るのは鯖江市のコミュニティバス神明駅のバス乗り場では数名の待ち人がいたものの、ほとんどが循環線の利用者だったようで、立待線に乗車したのは自分ともう1人だけだった。当初神明駅からのバスは、もっと早い時間に運行される神明線で東米岡へ向かう予定でいたが*1、本日の行程中に乗車する1日1本しかないバスの時間に合わせて、利用するバスを遅らせた。まあ、おかげで久しぶりにホテルの朝食をいただくことができたのは良かった*2。ビジネスホテルの朝食って、特別なものが並んでいなくても美味しく感じてしまうのはなんでなんだろうか。ちなみにこの日の朝食で一番おいしく感じたのはベーコンだった。

吉江バス停(福井鉄道)と梵・町屋ギャラリー前バス停(鯖江市 つつじバス)

バスはまず公立丹南病院に寄り道してから神明駅の北西方向の巡回に入る。次のバスに乗り継ぐのにベストなバス停は梵・町屋ギャラリー前で、併設されたバス停*3に乗り換えるだけで乗り継げるのだけど*4、乗り継ぎ時間が定刻でも4分しかないのでシビアだ。乗車したバスは運が悪いことにルート上の交差点でことごとく赤信号を引いていて、中杉本ふれあい会館通過時点ですでに4分遅れ。なのでベスト乗換は諦めて、近松会館で降車する。ここだと200mほど歩く必要があるが、乗換時間を11分にまで増やすことができる。徒歩での繋ぎが増えてしまうことにはなるが、バスに間に合わないよりはずっといい。

近松会館にて
近松会館を出発するつつじバス

2024.06.14[Fri]
近松会館《標高16.6m》…米岡口/徒歩、0.2km

米岡口にて
米岡口から近松会館を眺める

ということでちょっとだけ歩く。行程のほとんどは浅水川にかかる橋梁で、すぐに米岡口のバス停へと到着する。米岡口のバス停は片側(織田方面)にしかなく、こういった場合、バス停に両方向の時刻表が掲示されていたら、バス停の向かいの何もないところで待っていればよいことになっている*5が、福井鉄道はバス停の下部に「向かい側でお待ちいただきバスが来たら手を上げてください。」と書かれていてそんな推測を働かせなくても良いようになっている。他のバス会社ではあまり見たことはない対応だが、良い取り組みだと思う。

バス停最下部に「福井方面は向かい側でお待ちいただき~」と書かれたプラ板がある
米岡口バス停

ちなみに降車したバス停の近松会館は近くに近松門左衛門の生誕地があることからつけられているようだ。そういえば4月に乗った鯖浦線の通り道に「蝉丸の墓」の看板を見た記憶が蘇ってくる。歴史上の人物が意外な場所に縁があるというのは、(でっち上げ系も含めて)割と好みだ。近松門左衛門もこの地を離れるまでに一度くらいは蝉丸の墓参りとかしたのかな、なんて想像したりした。


*1:神明駅6:50→東米岡6:56

*2:たぶん「標高差2,721m」の行程中で朝食つきの宿泊プランをこなせたのは今回が初めてだと思う。

*3:乗り継ぎ先である福井鉄道のバス停は吉江。

*4:正確には道路の反対側のバス停への乗り継ぎとなる。

*5:そうでない場合は進みたい方向のバス停が別の場所にあるはずなので、それを探索する必要がある。