たきかわ観光国際スクエア駐車場*1
滝川駅前には、かつて大きなバスターミナルが稼働していたみたいだが、現在は施設の一部を観光協会が使っているだけで、乗り場の一部は駐車場になっていた。以前は大きな車体の路線バスが発着していた場所に軽トラが停車している風景はシュールだ。付近にあった複合商業施設らしきスマイルビルも1年前に閉鎖となったようで、駅周辺の沈み方が明確すぎる滝川市であった。
次に乗るバスは空知中央バス、案内所できっぷを購入できるので、終点までのきっぷを買っておく。案内所できっぷを買うメリットがこのときまで思いつかなかったが、1万円札で購入できるのは大きな長所だということに気づく。係員の昼休憩で窓口が閉まったあたりで外に出てバス停へ移動する。相変わらず風が強い。
2022.05.04[Wed]
滝川駅前12:15→深川市立病院前13:17
空知中央バス 深滝線、¥680、32.1km
前述のとおりここからは空知中央バス。北海道中央バスの子会社ゆえか車体デザインは一緒のようで、ロゴだけ「CHUO BUS」が「空知中央バス」となっていた。社名的には「CHUO BUS」のままでもいけそうに思えるが、そこが違ってないといろいろと不都合があるのかもしれない。
滝川から深川へは路線が2系統あり、それぞれ雨竜を経由する「深滝線」と音江を経由する「滝深線」だが、今回乗車したのは前者だ。こちらの方がちょっと遠回りしているようで*2ちょっと得した気分になって乗車する。滝川駅前からの乗客は2人だ。
走行中の車窓(妹背牛町内)
滝川市内を走行中に乗客が2人増えて4人となるが、江部乙市街で3人が降りてしまい、ひとりぼっちで雨竜へと向かう。石狩川を越えて雨竜町に入っても乗客はない。岩見沢から滝川までのバスよりは本数が多かったので、もうちょっと利用者がいるものと思っていたが、結果は肩透かしとなった。バス停に付帯する待合所には「中央バス」の文字が入っていたが、これは「北海道中央バス」時代のものなんだろうなあ、なんて想像する。妹背牛町に入ると田畑の広がるのどかな景色となる。家はまばらで散居村だ。そのせいか、バスの利用者は相変わらずいない。
「中央バス」待合所(下5号バス停)
次の乗客があったのは妹背牛町民会館入口だった。滝川と江部乙、深川と妹背牛という両端では利用者がいるものの中間は閑散区間となっている、これは2つの大きな市を結ぶローカル路線バスあるあるだ。深川十字街が目的地だった利用者は先に降りて、自分は終点まで乗り続ける。妹背牛で写真を撮ったころは晴れていたのに、深川市立病院前ではまた曇りになっていた。祝日ということで利用者のいない病院の駐車場の横で次のバスを待った。
回送されていくバスと深川市立病院前バス停