直江津ショッピングセンターとバス停
元々の計画では、先ほどのバスで直江津駅まで行ってそこで終了、後は富山まで帰る行程だった。さらに書くと、当初は越後湯沢までバスを乗り継げないかと考えていたのだが、大島と松代の間がどうしても繋がらず*1、諦めた経緯もある。その後、長岡までなら行けそうなことが分かったので、最終的には長岡を目指すことになった。特急でいうなら、「はくたか」ルートの予定が「かがやき」ルートになった感じだ。自分で書いておきながら、よく分からない例えだけど。
2021.05.07[Fri]
上越妙高駅前(発)~直江津ショッピングセンター前15:28→鵜の浜16:03~雁子浜東(行)
頸城自動車 [1]上越大通り線、¥610、13.5km
頸城自動車 雁子浜東行
到着したバスには6人の先客がいたが、それを上回る7人がここで乗車する。利用者は多いが、後は減る一方なんだろうなあ、なんて想像しながらバスに乗り込む。直江津駅前や直江津の街中を抜けた後、直江津港*2へ。港を見ると、カーフェリー「あかね」が停泊していた。運航は終了したとのことで*3、一度利用したことのある自分には、係留されたままの姿が切なく映った。
Google ストリートビュー上の「あかね」(2019年6月)
直江津港から先は海沿いの道を走る。海沿いといっても、海側は1段高くなっていたり防砂林があったりで、海を望むことはできない。幅1.5車線程度のセンターラインのない道だが、運転士には慣れた道ということなのか快調に進む。景色はあまり変化しないため、どれだけ進んだのか分かりにくいが、たまに入る「~駅入口」のバス停でおぼろげながら進み具合を把握する。
バス停名の末尾に東西南北や中がつくと「~停留所」という案内になる点は1つ前に乗ったバスと同様で、途中5回連続で「~停留所」という案内が続いたときは*4、その直後にあった「停留所」がつかないバス停のアナウンス「次は犀潟駅入口です」の方に違和感を覚えたくらい。気づいてしまったからには気になって仕方がないのだが、どういう理由でそうしているのかなんて、やっぱり皆目見当もつかない。
土底からは小学生が乗車してくる。朝は直江津方面の1便、昼以降は鵜の浜方向の5便が、鵜の浜より先の雁子浜東まで足を延ばしており、おそらく小学生の通学利用のためなんだろうと思われる。実際に彼らは鵜の浜では降車せず、そのまま乗り続けていった。小学生で路線バス通学、ちょっと羨ましい。
鵜の浜が近づくと、車内放送で「乗り継ぐ人は整理券をそのままお持ちください」というアナウンスが流れる。この路線は柿崎まで直通していたものを鵜の浜で系統分断したらしく、乗り継ぐ際に初乗り運賃が再加算されないよう運賃が通算される運用になっている*5。今回は1日フリー乗車券を利用しているので、そんなことは気にせずに整理券のみを運賃箱に入れて降りたが、そうでないときは乗り継ぎ時に注意しておきたい内容だ。
鵜の浜では2人が降車、下校中の小学生を含めた7人は、前述のとおり雁子浜まで乗り続けていった。鵜の浜は温泉が湧くようで、バス停付近にも温泉旅館が立ち並んでいるが、コロナ禍のせいかあまり賑わっているようには見えなかった。
鵜の浜バス停と待合所
*1:近辺で1泊した場合、翌日が平日なら繋がるんだけど、どうしても今日は金曜日じゃないとダメなので無理という結論に。
*2:「なおえつこう」だと思っていたが、アナウンスは「なおえつみなと」だった。
*3:詳細は「佐渡汽船 異形の高速カーフェリー「あかね」運航終了 売却先は未定 | 乗りものニュース」およびwikipedia:あかね_(高速フェリー) を参照のこと。
*4:夷浜西・夷浜中・夷浜東・西ヶ窪西・西ヶ窪東の5停留所。
*5:上越市の上越市内公共交通総合時刻表にある路線図「八千浦区、柿崎区、大潟区、頸城区、吉川区[pdf]」に、乗り換える時に「鵜の浜」停留所で運賃をお支払いただきますが、「■3 浜線」の整理券をお持ちになると、「■1 上越大通り線」の初乗り運賃が不要になり、従来の運賃で移動できます。「■3 浜線」の整理券に記載の番号で、運賃表示を確認し、運賃をお支払ください。「■1 上越大通り線」から「■3 浜線」に乗り換える時も同様です。
とある。