新島々バスターミナル(新島々駅)
いろいろあったが、なんとか新島々駅までたどり着いた。日本最高所バス停はもうすぐだが、本日10本目となる次のバスが今日最後のバスとなる。標高2716mバス停へは明日の朝一のバスで到達の予定だ。
平日の夕方に近い時間ということもあり、バスを待っている人はそれほどいない。ただし、次のバスはさわんどバスターミナルで上高地行と白骨温泉行のバスにそれぞれ接続する*1*2とのことで、待っている人がすべて乗るようだ。なので念のため、折り返しの準備をしているバスの前で待っておく。
2023.07.12[Wed]
新島々駅《標高691.6m》15:30→休暇村16:39
アルピコ交通 松本~新島々~乗鞍高原線、¥1,550、38.7km
アルピコ交通 休暇村行
いったん止んでいた雨がまた降り出してきた。乗り込むとき濡れそうだと危惧するも、バスが駅舎の屋根に覆われているところまで前進してきて、濡れずに乗車できる。新島々駅からの乗客は26人、見た感じ1/3がインバウンドだ。観光バスタイプの車両なので前乗り前降りは当たり前だが、運賃支払いは乗車時の事前申告制となっている*3。乗車時のやり取りを聞いているかぎり、乗鞍高原へ直行する人よりも上高地方面への乗り継ぎ客の方が多そうだ。
雨の中をバスは出発する。アルピコ交通のサイトを見ると、路線図や時刻表では一部バス停のみの表示となっているが、旧安曇村地域の路線バスも兼ねており*4、実際安曇支所前から稲核*5までランドセルの子供たちが利用していた。前川渡の交差点では乗鞍方面は左折となるが、バスはさわんどバスターミナル経由なのでそのまま直進し沢渡へ。さわんどバスターミナルでは18人が降車したため、一気に車内が寂しくなった。
さわんどバスターミナルを出発すると、バスターミナルを反時計回りで一周したのち、元来た道から引き返す。沢渡方面から乗鞍へ抜けるためには、前述の前川渡の交差点は右折禁止のため、親子滝でUターンする必要がある*6。実際にこのバスもそんなルートでUターンしてから乗鞍方面へと入った。
乗鞍方面への道へ入ると、しばらくは人家のないところで高度を稼ぐ。中平はさわんど大橋以来のバス停で、以降はまた細かくバス停を経由していくようになる。乗客は楢の木坂と乗鞍高原観光センターですべて降車し、その先は自分だけ。暗くなりつつある雨空の中、休暇村に到着する。雨は下界よりも強くなっていたので、小走りで宿泊先へ飛び込んだ。
なお、到着バス停である休暇村の標高は1,593.2mだった。ずいぶん登ったという思いもあるが、日本最高所バス停はさらに1,100mも上にあるということへの驚きの方が大きい。しかもそこまではたった1本のバスだ。本当に明日が楽しみだ。
ということで、宿泊先は休暇村。自分が日ごろ利用している宿泊施設と比べると3倍以上の金額*7だが、位置的にはベストな宿だ。翌日に備えて早めに就寝したのは言うまでもない。
休暇村乗鞍高原と休暇村バス停(翌日撮影)
標高差2,720m 7/12のまとめ
日付 | 区間 | 路線バス | 徒歩距離 | ||
---|---|---|---|---|---|
本数 | 運賃 | 走行距離 | |||
2023.04.21 [Fri] | 大潟富士 → 本荘営業所 | 3本 | ¥2,250 | 92.1km | - |
2023.04.22 [Sat] | 本荘営業所 → 府屋中町 | 5本 | ¥3,990 | 151.9km | 4.9km |
2023.04.23 [Sun] | 府屋中町 → 村上駅前 | 3本 | ¥1,570 | 48.2km | 1.7km |
2023.05.01 [Mon] | 村上駅前 → 新潟駅前 | 6本 | ¥2,330 | 103.1km | 2.1km |
2023.05.02 [Tue] | 新潟駅前 → 十日町駅前 | 6本 | ¥4,290 | 156.5km | 0.5km |
2023.06.01 [Thu] | 十日町駅前 → 高丘工業団地 | 7本 | ¥2,760 | 80.1km | 1.8km |
2023.06.02 [Fri] | 高丘工業団地 → 戸倉駅 | 6本 | ¥2,200 | 56.5km | 0.9km |
2023.07.12 [Wed] | 戸倉駅 → 休暇村 | 10本 | ¥4,720 | 146.0km | 0.2km |
累計 | 8日 | 46本 | ¥24,110 | 834.4km | 12.1km |