2023.07.22-23 標高差2,720m 50

標高2716mバス停
標高2716mバス停

良い天気のときに来れたのは良かった。前回来たときに運休だったのにはけっこうへこんだが、やり直した結果が好天なら不満はない。このバス停、降車専用バス停のため、降車時には「帰りのバスは止まりませんのでご注意ください」と車掌から声を掛けられながらの降車となった。降りたのは自分だけ。トイレなどに用がなく、すぐにでも登り出したい人はここで降りた方が便利そうだが、そういった人はいなかった。

時刻表掲示部分には「ようこそ乗鞍岳へ」「日本一標高の高いところにあるバス停」「ここはご来光絶景ポイント」などと書かれている
標高2716mバス停 拡大

バスが鶴ヶ池を迂回しながら畳平へと向かう姿を横目に見つつ、バス停の写真を撮る。バス停はライチョウがくり抜かれた特別なデザインとなっていた。通常は時刻表が掲示されるスペースには、(降車専用バス停ということもあり)標高と「ご来光絶景ポイント」などが書かれていた。記念撮影用だろうか、日付がセットされていたが、毎日誰が変えているのか気になるところだ。根元は地面に埋め込まれていたが、相当深く押し込まれているのに違いない。バス停の面は南北を向いていた。これは、峠上の場所にあるバス停ということもあり、バス停の面が風の流れと平行になるように配置してそうな感じだ。位置的には岐阜県側にあるようだが、こういう場合、バス停設置時に濃飛バスとかにお伺いを立てるんだろうか、なんてことも気になった*1

2023.07.23[Sun]
標高2716m《標高2715.8m》…乗鞍山頂(畳平)/徒歩、0.5km

畳平に加え、鶴ヶ池と恵比寿岳も見える
標高2716mバス停方向から見た畳平

一通り記録を終えたのち、畳平へと向かう。のんびり歩きながら畳平の駐車場に着くと、折り返しのバスが出て行くところで、利用者は5人くらいだった。さすがにこの時間に山を下りる人は少ないようだ。1時間後も同じくらいだろう。早い時間に来て正解だったと思う。

乗鞍山頂(畳平)バス停
乗鞍山頂(畳平)バス停

畳平のバス停デザインはカモシカがあしらわれていた。空を見上げるとたくさんのイワツバメが高速で舞い、ときどきホシガラスを飛んでいく。さすがに標高が高いだけあって、下界で見かけるような鳥は皆無だ。天気が良いのでお花畑にも行こうかと思ったが、木道整備中となっていたのでまたの機会にした。現在、乗鞍スカイライン方面*2が通行止で畳平を通り抜けるルートが利用できないため、この後は元来た道を戻るしかない。岐阜県方面への道路が復旧したら、こりゃもう1回こないといかんな、今度はご来光も眺めたいし、なんてことをバスを待ちながら思った。

売り場の上に路線図が描かれている
閉鎖中の畳平バス乗車券売り場


*1:降車専用だからそんな確認は不要な気もするが。

*2:岐阜県側(ほうのき平とか平湯方面)のルート。