昨日は賑やかだった近鉄四日市駅周辺も、朝はずいぶんと落ち着いた雰囲気だ。今日最初のバスは近鉄四日市の南のりばから出発するので、四日市あすなろう鉄道の駅があるあたりで待つ。バスの待合所の横でおじさんがフルートを奏でていた。「主よ、人の望みの喜びよ」などの選曲が自分のツボすぎて鼻歌に移ってくる。
2018.10.20[Sat]
JR四日市駅前(発)~近鉄四日市駅前07:26→山城駅前08:16
三岐鉄道 山之一色線、¥540、16.1km
やってきたバスは新車特有の匂いの残るバスだった。ここまでの乗客はなく、近鉄四日市駅前から6人が乗り込んで発車する。車内放送は音声合成のようだが、ひところよりもずいぶん違和感のない声だ。
山之一色線には、経由する場所や行先違いなどで6パターンほどあるみたいだが、今回乗ったバスはみたき総合病院前と四日市大学前を経由するものだった。乗り込む客は、そのみたき総合病院前が最後で計8名、あとは降りる一方。近鉄四日市駅前からの乗客はあかつき台一丁目までで降りてしまい、以降山城駅前*1までは一人旅となった。
上記のルートを見れば分かるように、ずいぶんと寄り道の多い路線だった。坂部ヶ丘に始まって、四日市大学、あかつき台、八千代台にあさけが丘と回り道をしているのが分かる。ただ、ターミナルを朝出発する下り、それも土曜日の便ということもあって乗客は少なかった。もちろん、ターミナル行きのバスとなる逆方向のバス停、特に坂部ヶ丘あたりでは、どのバス停も複数名の待ち客がいる状況で、すれ違ったバスにも立ち客が見られた。駅と駅を結ぶ路線ではあるが、実際はベッドタウンとターミナルを結ぶ需要に応じた路線なんだろう。
あさけが丘を抜けたあとは急な坂を下って川沿いに降り、文字通りのバス停「団地下」を通過して山城駅へ。駅へと進む道は狭かったが、駅前広場には何もなく、だだっ広い印象を受けた。ここで45分ほどの待ち合わせ。山城駅は有人駅だったので、管理された待合所があり、快適な時間を過ごすことができたのは良かった。缶コーヒーを飲みながら、本を読むなどして次のバスを待った。