2024.11.13 初冬のアルペンルート通過 9

信濃大町駅に着いたらあとは帰るだけだが、同じルートを往復してもつまらないし、第一運賃がとんでもないことになる。なので、鉄道で帰宅する。

2024.11.13[Wed]
信濃大町15:09→南小谷16:10、JR大糸線、¥2,640
南小谷16:22→糸魚川17:21、JR大糸線
糸魚川17:29→富山17:56北陸新幹線 はくたか569号、¥1,870

南小谷にて
大糸線 糸魚川

鉄道の時間は特に調べていなかったので、次の列車は2時間後という現実にまずは驚く。街歩きなどで時間を潰したあとに大糸線に乗車となる。松本からの列車は少々遅れて到着、運転士の交代もあり定刻の出発は叶わなかったが、運行本数の少ない区間なので次の乗り継ぎには影響ないだろう。

東西を山に囲まれた谷を北上するので日暮れも早く、仁科三湖を通過するあたりで太陽は見えなくなっていた。白馬までは登山者が多く乗車していたが、白馬でそんな人たちはすべて降車し以降は若干の高校生くらいしか車内にいなくなり、車内は一気に寂しくなった。

南小谷からはJR西日本大糸線に乗り換える。ディーゼルのワンマンカーに乗車したのは8人、すべてが白馬方面からの乗り換え客で、地場の利用者風の人は見当たらない。途中駅では根知と姫川で1人ずつの乗車があったが、地元の利用者のように見えたのは姫川から乗車した人のみだった。今回のように観光客が常に数人乗っているのなら廃止後全区間をバス代替してもなんとかなりそうに思えるが、そうでもないのなら県境区間は代替されないんじゃないかなと想像する。寂しいかぎりだ。

糸魚川からは新幹線。一応はJR同士の乗り換えだが、いったん改札外に出て乗り継ぐことになる。これは在来線がほとんど第三セクター化された北陸新幹線では見慣れた光景で、自分の記憶だと乗り換え改札1つで在来線に乗り換えられる北陸新幹線の駅は長野、金沢、福井、敦賀しかないはず*1。新幹線と在来線で会社が違うということが大きいのかもしれないが、そもそもそういった需要が少ないんだろう。すっかり暗くなった車窓を30分ほど眺めていると、すぐに富山へ到着した。


*1:富山も中2階っぽいフロアで乗り換えはできるようになっているが、改札を2つ通過する必要がある。