ロープウェイの次はケーブルカー。立山駅から美女平でも乗車した乗り物だが、今度は山を下る向きでの乗車となる。
2024.11.13[Wed]
黒部平10:50→黒部湖10:55、立山黒部貫光 黒部ケーブルカー、¥1,150
黒部ケーブルカー 黒部湖行
アルペンルートってこんな感じでさっさと乗り継いでいくものではないよなあ、とようやく気づきつつも、つい次の乗り物の改札が見えて、手ごろな時間に出発するのが分かると、その列に並んでしまう。時間になって改札を抜けるとトンネル内にケーブルカーがいた。終点の黒部湖もトンネル内らしいので、つまりはケーブルカーの地下鉄だ。そんなカツカレーみたいなお得感のある乗り物に乗車したのは約20人、立山駅出発時点と比べると同乗者は大きく減っている。
時間になって出発。今回は車両の下方側、つまり先頭部分に陣取ったので、トンネルを下る様子を眺められる。トンネル内の上部中央には架線みたいなものが貼られていた。ケーブルカーは車両自体に動力は不要*1なので車内の明かりくらいしか電力は必要ないはず。そのためにパンタグラフ経由で給電するなんて大掛かりなことはしないだろうと想像し通信ケーブルか何かだと思っていたが、ケーブルカー降車後に確認したら車両に小さなパンタグラフがついていた。ケーブルカーにパンタグラフの組み合わせは初めて見たような気がする。
2024.11.13[Wed]
黒部湖…黒部ダム、徒歩
黒部ダム天端
ケーブルカーを降りた後は黒部ダムの天端を歩いて通過し、対岸のバス停まで行く必要がある。両端の乗降場がトンネル内にあるため正確な距離は把握できないが、歩いた感じでは1km弱といったところだろうか。このあたりになると中国系の訪日観光客が多数となり、その人たちの多くはおそらくこれから向かう扇沢からやってきた人たちだろう。11月に黒部ダムに来ても放水はないし紅葉も拝めないし遊覧船の運航もない*2、あまり良い季節ではないと思うが、日本の著名な観光地ということで訪問できる間はツアーに含まれていたりするのだろうか。ちょっとかわいそうにも思う。
*1:山上側にあるケーブルを巻き上げる施設が総力の制御を行っている。
*2:ちなみに遊覧船の運航は2024年をもって終了とのこと(黒部湖遊覧船の事業終了のご案内|お知らせ|黒部ダムオフィシャルサイト)。