扇沢ターミナル
扇沢では時間があったので昼食を済ます。また、アルペンルートのチケットは扇沢までなので、次に乗るバスのチケットを購入し、バス停前で並んで待つ。アルペンルート通過中は常に数十人が一緒に移動していたが、メインのルートを外れた途端バスを待つ人は減り、乗車が始まるまでに並んでいたのは5人だけだった。
2024.11.13[Wed]
扇沢12:30→信濃大町駅前13:05
北アルプス交通 扇沢線、¥1,650、17.5km
信濃大町までの路線バスはアルピコ交通と北アルプス交通(関電アメニックス)の共同運行になっているが、今回乗車したのは後者のバス。側面には「くろべ31」と書かれていたが、この「31」という数字はナンバープレートの数字と一致している。ナンバープレートの数字は希望ナンバーっぽい分類番号だったので、バス会社の車体管理番号か何かだろうか、ちょっと気になった。
乗車時はきっぷの事前確認があった。バスには運賃箱も備え付けられていたが、極力バス車内での金銭の取り扱いを避けるためだと思う。時間になると乗客8人でバスは出発する。しばらくは転げ落ちるような急坂をゆっくり下っていく。扇沢の次のバス停は日向山高原だが、時間にして12分*1、隣り合うバス停ながら運賃は1,230円となっていて、まだまだアルペンルート感のある区間だ。なお、日向山高原から信濃大町駅前までならこれまで冬季も運行されていたが、どうも本年(2024年)からは運行されなくなるらしい*2。これはちょっと切ないが、扇沢~信濃大町駅前間の利用者しかいないのが現状なんだろう。
日向山高原まで来ると紅葉が鮮やかになり、また人家も見えてくるので人が生活する場所までやっと降りてきたという感覚になる。大町温泉郷では温泉街の方に寄り道してバス停を経由し、ここで3人が降車した。当初は自分もここで降りる計画ではあったが、一度くらいはアルペンルートをただ単に通過してみたいという気持ちを優先して乗り続ける。大町温泉郷より先は田畑の中を抜けるルートに変わり、さらに北大町以降は降車専用バス停となったのち、終点の信濃大町駅前へ。最終的に富山~大町間は約6時間で通過することができた。
信濃大町駅前にあったよく分からないオブジェ