久慈市民バス路線図
さて、次のバスまで4時間近くある。しばらくは駅前でたたずんで、二戸駅行のスワロー号*1が出発する様子などを眺めていたが、バスがいなくなってしまえば眺めるものがない。適当な市民バスに乗ってどこかを往復することも考えたが、久慈の街を彷徨うことにし、大きな荷物をコインロッカーに預けてから出発する。
久慈・まぢの日(朝市)
まずは駅の近くにある道の駅へと向かう。途中、久慈まで乗ったバスの車内からも見かけていた朝市に寄る。おいしそうな干物などが並んではいたが、さすがに今買うわけにはいかない。道の駅でレンタサイクルでもあればと覗いてみるが、そんな便利なものはなさそうなので、街歩きを続ける。
巽山公園からの眺め
続いて巽山公園に出て、海を眺める。「南から北へ」の道中で最後に海が見えたのは岡山県以来のはず*2。バス車内から見えるのは明日以降になりそうなので、しばらく公園からの眺めを堪能する。
岩手県北バス 久慈営業所
駅の東側にも回ってみる。岩手県北バスの久慈営業所があったので、道路からバスを撮影する。東方の道路の行き止まりには変わった形の建物が見えたので、そこまで進む。どうやら久慈市の文化会館らしく、管内の案内図に「3階 展示室」とあったので上がってみると、空き部屋があっただけだった。シュールだ。
久慈市文化会館の展望台より海を見る
展望台があったので、やはり海を眺望する。そういえば来る途中の市役所にも展望台があり、駅前の雑居ビルにもそんな設備があった。久慈市の人は遠くを眺めるのが好きなのかな、なんて一瞬だけ失礼な想像をしたが、津波怖いもんなという結論に落ち着いた。
JR久慈駅
そろそろ疲れてきたので駅へと戻る。帰り道で「ユニバース」という名前だけは無茶苦茶かっこいいスーパーに寄ったりもする。
久慈駅より北側はJR東日本の八戸線、南側には三陸鉄道のリアス線がそれぞれ伸びている。なのに駅舎の位置となると、北側が三陸鉄道、南側がJRとなっていてどうも混乱する。昼食は三陸鉄道の駅そばを食べた。1日20食限定と書かれたうに弁当もあったが、さすがに手は出ず。ただ、平日でもけっこう捌けていたように見えた。
久慈駅前の雑居ビル
「駅前デパート」とあるが、ドラマ撮影時のままにしてあるだけだろう。2020年だが、いまだにあまちゃん推しが強く残っている。右側にある看板が以前より一段下がっているのがちょっと気になった*3。
なお、(2022年10月時点では差し替わっているが)これを書いているときのGoogleマップの航空写真は、アスファルトが泥で汚れているように見えた。航空写真のコピーライトは2020となっているが、撮影時期は2016年の台風10号直撃後ではないだろうか*4。
*1:なお、休日ならこのスワロー号を利用して二戸~軽米~八戸と抜けることが可能。ルート・時間は、久慈駅09:35→10:45二戸駅12:35→13:45軽米病院15:05→16:04三日町となる。
*3:ドラマを見ていたわけではないので詳細は不明だが、貼ってあったポスターや写真などでは看板の一番上が4階の窓にかかっていた。
*4:日本自然災害学会が発行する自然災害科学36-4「2016年8月の台風10号による岩手県北部水害調査報告[pdf]」に似た写真がある。また、デーリー東北新聞社の動画「【台風10号】久慈市中心部の被害の様子(ドローン撮影)(2016/08/31)」も参考になる。