2020.10.25-31 南から北へ212

盛岡駅前にて
早朝の盛岡駅

盛岡駅には6時前に到着。駅の通路にある自動券売機であらかじめバスのチケットを購入しておく。別に座席指定があるわけではなく、車内で現金を払っても良いのだが、運賃が中途半端なのを嫌って先にチケット化しておく。

雪を被った岩手山
盛岡駅西口から見た岩手山

ニュースで岩手山が冠雪したと伝えていたので、その様子を見に西口まで足を延ばす。確かに頂上付近が白くなっている。今朝も天気は良い、つまりは冷え込んでいる。周囲に人がいなかったのでマスクを取っていたら、吐く息が白いことにも気づいた。寒いわけだ。

2020.10.28[Wed]
盛岡駅06:30→久慈駅09:12
JRバス東北 白樺号、¥2,920、110km

盛岡駅にて
JRバス東北 久慈駅

本日乗車予定のバスはわずか3本。どれも長距離を走るバスばかりなので、距離は進むが、やっぱりちょっと味気ない。盛岡駅からの乗客は2人で出発する。盛岡市内はすべてのバス停に停車するわけではないが短距離の利用者も多く、さっそくの夕顔瀬橋で3人が乗ってくる。分レ南あたりからは、東側に広大な岩手山を眺めながら進む。盛岡駅からの乗客は盛岡大学で降車*1したため、通しの利用は自分だけとなる。渋民付近では霧が出てきたが、すでに陽が昇っていることもあって視界はそれほど悪くはない。いわて沼宮内駅は乗降なく通過、葛巻方面へ左折した先にあった城山通にて、ようやく他社との並走区間が終わったのかJRバスのバス停を見るようになる。

道の駅くずまき高原にて
道の駅くずまき高原停車中の白樺号

道の駅くずまき高原では5分の休憩。バスは6分ほど遅れての到着だが、運転士が降車したのでこちらも降りて写真を撮る。この時点での乗客は2人、少々寂しい気もするが、朝早い時間のバスだからそんなものなのかもしれない。

……なんて思っていたが、葛巻町内に入ると途端に乗降は増える。利用者はお年寄りが主だが、段の多いこういうバスだと乗り降りは大変そうだ。狭い谷の山肌にいくつか集落があるようなイメージで葛巻町を捉えていたが、想像よりも平野部が多く、中心部にはローソンやコメリ、パチンコ店まで揃っていて、良い方向で裏切られる。


葛巻

葛巻では3人の乗車があった。JRバスの駅としての機能を持つ建物は健在で、ちょっと嬉しくなる。個人的にはここから九戸、軽米を経由して八戸へ乗り継いでいきたかったのだが、接続がうまくいかずそれは叶わず。ただ、駅の建物の奥に岩手県北バスが1台停まっていたので、より乗りたい気持ちが強くなってしまった。岩手県内は乗ってみたいバス路線が本当に多い。

江刈川通過後、「これより峠道に入ります」との案内があって、平庭峠への道を上っていく。峠を越えると久慈市となり平庭高原を通過、白樺号は名の通り白樺の林の間を下っていくようになる。しばらくは山の中を進むが、森前で急に視界が開けて平野部に出る。久慈駅には5分ほど遅れての到着。直前の十八日町での降車客も含めると、久慈までの利用者は7人だった。

久慈駅前にて
久慈駅到着直後の白樺号


*1:なお、ここでも「俺の前には絶対バスを入れさせない人」の運転する車ばかりだったようで、走り出すまでずいぶん時間がかかった。