2020.07.27-08.01 南から北へ172

雨の楡木で待つこと約1時間、ようやくバスがやってきた。予定では、これから乗るバスが本日最後の行程になる。

2020.07.28[Tue]
楡木車庫16:05→宇都宮駅西口17:05
関東自動車、¥760、21.1km

楡木車庫にて
関東自動車 宇都宮駅西口行

宇都宮から来たバスは2人の乗客を降ろしたのち、折り返しの乗客を受け入れる。栃木市のふれあいバスでも見られたが、栃木県内のバスは中扉が常時締切で前乗前降運用らしい。たしか岐阜の濃飛バスが同じ運用だったけど*1、栃木のバスがどんな理由でそういう運用になったのかは結構気になるところだ*2

行先の左側に書かれた数字は、他の地域で見られるような系統番号ではなく、行き先番号を示しているそうだ。宇都宮駅西口行は写真のように「01」となり、逆方向の楡木車庫行、つまりこのバスの到着時点の表示は「41」となっていた。同じバス停から両方向のバスが出るような、この路線でいうなら免許センターのバス停では、逆方向への乗り間違い防止に有効な表示だと思うけど、同じ路線でも番号が違ったり、まったく違うところから来るバスなのにすべて「01」だったりするのは、慣れないせいか分かりにくく感じた。

運転士から3,000円分のバスカードを購入し、念のためカードの挿入方法を教わっておく。同じドアから乗降する関係で、乗るときのカードの排出口が降りるときの差し込み口で、シンプルではあるが慣れない方式だ。宇都宮にLRTが導入されるタイミングに合わせてICカード化する予定とのことなので*3、しばらくはバスカードは残るようだ。購入したバスカードはおそらく今回使い切らないと思うので、しばらく寿命があるのはまた来る楽しみもあるというもの……、とは言え、たぶん来る機会はないだろうなあなんて気もする。

定刻に出発したバスは宇都宮を目指すが、楡木からの乗客は自分以外にない。しばらくは軽めのカーブとアップダウンの多い道を進み、赤羽根交差点で右折して免許センターへ向かう。1度目の流通団地北*4で1人乗客があったが、1度目に通過するバス停の方が近くて便利なのか、それとも免許センター経由後では混むことを見越しての利用だろうか。ちなみに免許センターからの乗客は4人とそれほどでもなかった。

ただ、その後はいくら宇都宮中心部に近づいても乗客の増減は一切なく、大通り*5に出るまででは他に乗降があったのは宇女高前だけだった。大通りは高頻度でたくさんのバスが走行する区間だが、乗降もそれなりにあって最終的には18人が終点の宇都宮駅西口で降車した。まだ宇都宮の土地勘がつかめず、分からないことばかりではあるが、「~十文字」というバス停*6は、他の地域で言う「~十字路」とか「~交差点」みたいものなのかな、くらいの勘は働いている。

ということで、本日予定した行程はこれで終了となる。駅前の宿にチェックインするが、まだやることが残っている。餃子を食べることよりも優先度が高いカメラの回収だ。


*1:以前の記事「 2017.08.12 中津川→富山2」で触れている。

*2:濃飛バスの場合、冬期のバス停除雪を1か所だけにするため、みたいな理由を読んだ記憶がある。

*3:LRTの乗り方|宇都宮市公式Webサイト」にはそのように書かれている。

*4:赤羽根交差点免許センターの間は同じ道を往復するので、道の両側にあるバス停を1度ずつ通過することになる。

*5:一般的な意味ではなく、宇都宮市中心部にある片側3車線の道路の通称。wikipedia:大通り (宇都宮市)に詳しい。

*6:最初の遭遇はこの路線の宮島町十文字だった。