2018.05.01[Tue]
近畿大学(発)~西条駅17:55→安芸津駅→竹原駅18:57
芸陽バス、¥1,070、32.3km
芸陽バス 竹原駅行
次に乗るのが本日最後のバスだ。この日は計12本を乗り継いだことになり*1、これまでの行程で最も多くのバスに乗った日となる。乗った本数が多いということは小刻みに乗り換えているということでもあり、あまり距離を稼げていないということにもなる。ただ、四季が丘以降はそこそこ長距離を走るバスに乗れているので、帳尻は合っているはずだ、たぶん。
数分遅れてバスはやってきた。前ドアしかないマイクロバスタイプのやつだ。後ろのほうの席に陣取ったが、エンジンの振動は大きく、ちょっと排ガスの匂いも漂ってくるような車体だった。おそらく相当な距離を走った経年車だろう。これに西条駅から6人が乗り込み出発する。
乗ったバスは安芸津駅を経由して竹原駅へと向かう便だ。通常、西条から竹原へのバスは湯坂温泉を経由するルートがメインで本数も多いが、平日に2本だけ安芸津駅経由の竹原駅行が運行されている*2。今回はそんな安芸津駅経由に乗車したのだが、バスは小さいもののそこそこ人は乗っている。ゆめタウン東広島前やフジグラン前といったショッピングセンターを経由した後に東広島駅へ。ここでさらにまとまった乗客があり、10人の乗客で安芸津を目指すことになる。
上長野~蚊無では長いトンネル通過をともなう峠越え、区間運賃も300円と長距離だ。トンネルを抜けると一気に下り、安芸津の町へ。安芸津に入ると西条標準の赤瓦の家は少なくなり、海に近づくにつれてほぼ見かけなくなった。乗客も徐々に減り、安芸津駅で3人が降りると、乗客は自分と高校生の2人だけになる。
安芸津駅を出発すると、これまで南に向かっていたバスは、海に面したことで東を向いて竹原を目指す。結局竹原駅まで乗降はなく、乗り通した自分と高校生は終点の竹原駅でともに降車した。てっきり、安芸津~竹原間にあるバス停から乗って西条方面へ通う高校生のために安芸津経由のバスが残っている、なんてシナリオを考えていたが、そうではなかったようだ。この日の勘というか妄想はことごとく外れている。
夕闇迫る竹原駅
宿は駅からちょっと離れたところにあるホテル大広苑、湯坂温泉経由の竹原駅行なら中通下で降りたあたりにある宿だ。暗くなって交通量も少なくなった竹原の道を、バス停にして2~3つ分歩くと、今日の宿泊先が現れる。名前からして古ぼけたところかなと想像していたが、この日の予想は最後まで当たらず、そこそこきれいな宿だった*3。翌朝は早いので、さっさと近くの焼き鳥屋*4で食事を済ませて、さっさと床に就いた。