2019.04.26-05.03 四国逆回り40

2019.05.02[Thu]
鳴門駅前13:05→翼山温泉13:55
徳島バス [引7]引田線、¥640、26.5km

鳴門駅前にて
徳島バス 翼山温泉行

鳴門駅バス停にあった足湯はスルーして、翼山温泉へ向かう。「四国逆回り」の乗り継ぎは手前の引田駅前だが、接続するバスがないため、温泉で時間を潰す。温泉立寄りは八幡浜以来*1、翼山温泉に露天風呂はないらしいが、わくわくしつつバスに乗る。

鳴門駅での乗客は2人。出発直後に向きを変え、撫養川沿いに回り込んでから鳴門局前へ。一瞬、なんでこんなルートを取るのか分からなかったが、交差点先がすぐ踏切なので、右折で詰まるのを避けているのかもしれない。鳴門線を越えると、先ほど昼食で寄ったキョーエイ前にある鳴門駅西で3人が乗車、こんなルートならこっちで待っていれば良かった、なんて気分になってくる。西光寺前までが市街地という感じだろうか、ここの出発直後の乗客が最大(8人)だった。

穏やかな天候の中、順調にバスは進むが、粟田葛城口の手前あたりから渋滞につかまる。停車している時間が長いため、交通事故か何かだろうと当たりをつけて道の先を眺めるが車が連なるのみ、非常にゆっくりした足取りで少しずつ前へ進む。海が見えてもまだ解消しなかったが、少し進むと渋滞の先頭が見えてくる。渋滞の原因は事故でもなんでもなく、食堂「びんび家」へ入ろうとする車の列*2が交通を支障していただけだった。よっぽど評判がいい店なんだろうけど*3、公道の通行を大きく妨げていたので相当印象が悪い。結局、ここを抜けるのに30分近くかかり、びんび家前を通過した時点で、すでに終点の到着予定時刻を過ぎていた。運転士の表情はイライラ半分、諦め半分といった雰囲気に見えたので、これまでも長期連休中には繰り返されてきた渋滞なんだろう。

その後も途中乗降は若干あったが、引田駅前では降車がなく、残った乗客3人すべてが終点まで乗車した。翼山温泉の到着は14時20分、遅れは25分に縮まったものの、折り返しとなるバスの出発時刻である14時15分はとうに過ぎている。翼山温泉でバスを待っていた人たちからは、ネガティブなオーラばかりが出ているように見えた。折り返しのバスはすぐに出発していったので、それを見届けたのちに温泉へ向かう。


*1:計画では津島やすらぎの里日和佐薬王寺温泉にも寄るつもりだったが、前者はルート変更により、後者は(先にビールを飲んでしまって)面倒になったので、それぞれ立寄らずだった。

*2:食堂の駐車場が満車のようで、それが空くのを待っている車に見えた。

*3:検索すると、魚が新鮮だとか刺身が肉厚とかの評判が目に入る。

2019.04.26-05.03 四国逆回り39

数日間雨の中を移動してきたせいか、好天時の日差しの強さをすっかり忘れていた。5月の日差しは暑さよりも痛さを感じる。駅前の歩道には日差しを避けるものがないので、屋根のあるバス乗り場へと急ぎ、すでに目的のバスが到着していたので、深く考えずに乗り込んでしまう。

2019.05.02[Thu]
徳島駅前11:00→鳴門駅前11:57~鳴門公園(行)
徳島バス [27]鳴門線、¥460、22.4km

徳島駅前にて
徳島バス 鳴門公園行

徳島駅は滞在時間10分弱、すぐに鳴門を目指す。車内はすでに混んでいて、若い女性が多い。「大塚美術館に寄りますか?」とか運転士に尋ねたりしているので、そこへ行きたい人が多く乗っているのだろう。徳島から鳴門へは、鳴門線と、それよりちょっと遠回りの立道線があり、鳴門線については経由地によって何種類かあるようだが、乗ったバスは標準的な鳴門線+空港経由といったものらしい。「ちょっと遠回り」の方が好みではあるが、乗ってしまったバスから降りるのもだるく思って、10分後に出る立道線には乗り換えなかった。

徳島駅から18人の客を乗せて出発。吉野川橋の旧橋経由でまずは徳島空港へ。途中バス停での乗降も頻繁で、利用者の多い路線は活気があって良い、なんてのんびり考えたりもする。松茂の先で右折し、徳島阿波おどり空港まで進む。寄り道にしてはずいぶん距離があるなあ、なんて余裕のある考えで構えていると、たくさんの人の待つバス停へ到着する。ちょうど飛行機が着いたところか、徳島市内へ行くバスは混みそうだなあ、なんて眺めていると、待ち人すべてが乗り込んでくる。20人超の乗客で、車内は大混雑となった*1

再び松茂付近まで戻り、鳴門方面へ。中ドアからの乗車が難しくなってきて、前ドアから乗ってもらうなどして、なんとか積み残しのないよう進む。「この時期はバイパス経由のバスをご利用ください」と運転士は言うけど、途中から乗った乗客は「そんなこと言われても……」といった表情。鳴門局前からは続行便が出るとのことで、3分の1くらいが鳴門駅で乗り換えていた*2。乗り換えを迷う人たちが出口付近で立ち往生する中、「降ります降ります」と人を分け入って降車する。10分ほど遅れての鳴門駅、結局立道線とあまり変わらない到着時間だった。とりあえず、鳴門公園線をこの時期だけでも空港発で運行すれば良いように思ったが、路線の延長などそう簡単にはできないんだろう。

芝の上に鳩、その奥に鳴門駅、さらに奥にはキョーエイ
鳴門駅と鳩とキョーエイ

駅周辺を眺めて、食事ができそうな店はたこ焼き屋くらいだったので、駅の反対側にあるスーパー「キョーエイ」へ。盛りを過ぎた駅前スーパーといった感じだが*3、食品売り場はそこそこ賑わっていた。簡単に食べられそうなバッテラとかを買って駅で食べる。バス停には足湯などもあったが、混み合っていたので寄らず、外のベンチで次のバスを待った。温泉なら次に寄る予定だし。


*1:「四国逆回り」で乗ったバスの中では、唯一無二の混み方だった。

*2:鳴門局前始発の「鳴門公園線」というのがあり、それの臨時便(鳴門公園線は9時半の次が14時半だったので)と思われる。

*3:駅前スーパーってどこもそんな雰囲気がある。

2019.04.26-05.03 四国逆回り38

2019.05.02[Thu]
橘西(発)~橘営業所09:31→徳島駅前10:46
徳島バス [80]橘線、¥700、30.7km

橘営業所にて
徳島バス 徳島駅前行

橘営業所からは一気に徳島駅へ。接続が良ければ前回の起点である川口営業所からの徳島駅前行もあるが、日和佐からのバスに接続する便は途中止まりだったので*1橘営業所で乗り継いだ。なお、前回乗ったバスとこれから乗るバスは、橘西~阿南共栄病院前*2でルートが重複しているので、どこで乗り継いでも良かったのだが、あまり深く考えずに営業所を選んだ。運賃のことを考えた場合、前のバスの終点である阿南共栄病院前まで利用してから乗り換えた方が得だったみたいだが。

橘営業所で7人が乗り込み、乗客9人で発車する。始発となるバス停を出たばかりなのに、ずいぶんと乗客が多い。ルートは昔からある道のような、道幅は狭いが年季の入った商店や住宅が多くある通りを進む。もしかしたら国道55号の旧道じゃなかろうかなんて思ったりもする。まとまった途中降車があったのは富岡*3くらいで、それ以外では乗車ばかり、乗客は増えるばかり。川口からの長生経由のルートと合流する南島を過ぎると、那賀川を越える。阿南共栄病院前は、てっきり病院の構内へ入るものと思っていたがそうではなく、道路上にある普通のバス停だった。こんな場所で乗り継がなくて良かったと胸をなでおろす。

小松島市に入った後も乗客は増え続け、座席はほぼ満席。富岡以降で複数の降車が発生したのは競輪場前、この時点で18人が乗車していたが、3人の少しくたびれた男性が降りていった。続いて日赤病院玄関前でも2人が降車。ここのバス停の面白いところは、玄関前で客扱いしたあと、道路上にある日赤病院前バス停にも立ち寄る点。このバスでは後者での乗降はなかったが、病院と道路を挟んで反対側に住む人たちにとっては、行きも帰りも毎回道路を横断する必要がある玄関前バス停より、往復のいずれかは渡る必要がない病院前バス停の方が便利なんだろうなあなんて想像した。

以降は車内が混みすぎて前を見通せず、どこを走っているのか分からないまま徳島中心部へと進んでいく。最も乗客が多かったのは県庁前出発時の24人、これまで乗ってきた中では(特急バスを除けば)一番混雑したバスだった。結局、徳島駅では21人が降車。四国の県庁所在地の中では一番見慣れている*4駅前を眺めて、少し感慨に浸ったりもするが、人通りも多くて立ち止まっていると迷惑だし、何せ日差しが強すぎる。さっさと次のバス乗り場へと移動する。


*1:川口営業所発の徳島駅前行は、日和佐からのバスが到着する10分前に出発してしまう。

*2:当時。直後の2019年5月7日のダイヤ改正で「羽ノ浦南」と名称変更。

*3:阿南駅の最寄バス停。周囲はお店も多く賑やかだった。

*4:以前から書いているように、徳島県だけ歩き遍路をした影響が大きい。