2019.04.26-05.03 四国逆回り36

明け方は、通りの向こうすら見えないくらいの濃い霧に覆われていたが、宿を出るころには晴れてきた。昨日、後免のローソンで購入した予備の昼食を朝飯にして7時に宿を出る。一昨日ほどではないが、それに次ぐゆっくりめの出発だ。

下りは普通列車、上りは特急列車
日和佐駅での列車交換

バスの発車まではまだ時間があるので、国道沿いのファミリーマートでコーヒーを買い、道の駅やら日和佐駅やらをぶらぶらと歩く。乗客の少ない列車同士の交換を見送ったのちにバス停へ向かうと、いつのまにかバスが待機していた。

2019.05.02[Thu]
日和佐駅前07:35→川口08:06
南部バス 日和佐線、¥660、16.8km

日和佐駅前にて
南部バス 川口行

まあ、乗る人はまずいないだろう、と思っていた通り、乗客は終始自分だけ。発車まで時間があるので車内を見回すと、5月7日ダイヤ改正の時刻表が掲示してあって、次に乗るバスの出発時間が5分早まるようだ*1。ただ、こちらのバスが遅れる可能性はほとんどないと思うので、5分早くなったところで問題はない気がする。

日和佐駅前を出発後、日和佐の街を一周してから川口を目指すのかな、なんて勝手な想像をしていたが、中心街はかすめるだけ、寄り道なしで北河内駅前へ。昨日からおなじみの国道55号に出るが、深瀬下ですぐに国道を離れ、県道19号阿南鷲敷日和佐線を一気に駆け登る。途中、人家もないところに大影なんてバス停があって、バス停の設置の経緯とか妄想しているうちに*2分水嶺を越えて那賀川水系側へ入る。

峠を越えるとすぐに人家が見える。この辺は三瓶から卯之町へ抜けたときの感覚に近い。そんな峠を挟んだ集落の位置がアンバランスなのも、分水嶺に市町村界がなくてちょっとずれている点も、いろいろ妄想できるので個人的には好みのスタイル。やがて路線の主要バス停*3の寺野を通過した後は、より人家に近い狭い道を選ぶようにして進むようになる。蛇行する川をショートカットせずに、昔ながらの狭い道で集落を経由するものの、その区間にはバス停がないところもあったりして、ちょっと面白い*4


寺野~赤松局前間のバスルート

これまでずっと美波町を走ってきたが、向原からは那賀町になる。途端、バス停に屋根つきの待合所が併設されるようになり、公共交通に対しての自治体の温度差が分かりやすい形で現れてくる。結局、終点の1つ手前の雄*5まで、すべてバス停が小屋つきだったのには驚いたが、そこまでしてもこのバスへの利用者はないわけで、むしろ何もしない美波町の方が賢いのかも、と思うようになる。

川口営業所
川口営業所

雄の先で中川に架かる橋を渡ると、川口に到着、定刻だ。乗換時間は10分しかないが、トイレついでに川口営業所にも寄っておくくらいの余裕はある。待合室に掲げられた運行系統図はずいぶんとシンプルだが*6、それが貼られた黒板にはたくさん路線があったころの系統図がちょっとだけ見える。むしろこちらを見たいのだが、あいにく他の掲示に妨げられて、「川口」と「桒野」*7の周辺くらいしか見えない。 ちょっと残念だ。

シンプルな現行の路線図の裏側にかつての路線図が見える
川口営業所に掲示された運行系統図


*1:徳島バス2019.05.07 ダイヤ改正について」を参照。なお、車内の掲示では、リンク先に書かれている概要部分には触れらていなかったので、そのときは単なる時刻修正だけだと思っていた。

*2:バス乗車時には結論が出なかったが、改めてストリートビューで大影バス停を見ると、バス停のところだけガードレールが途切れている。もしかしたら真下にある深瀬集落へ下る道、というか深瀬から大影山(バスが走る県道が巻いている山の名前)への登山ルートがあって、その道との交点に大影バス停ができたのではないかと考えている。

*3:徳島バス南部のサイトに掲載されている時刻表[pdf]では、起終点以外で唯一時刻が書かれているので、勝手ながら「主要」と判断した。

*4:フリー乗降制を採用しているなら、意味のあるルートとなるが。

*5:「おんどり」と読むらしい。ちょっとかっこいい地名だ。

*6:こちらだと、日和佐線の途中に書かれたバス停は、寺野ではなくその隣の赤松局前だ。こういった取扱いの微妙なズレの意味を考えるのも好きだ。

*7:「桒」は「桑」の俗字と思われる。