2019.04.26-05.03 四国逆回り22

中村からの出発は遅い。佐賀駅へ向かう高知西南交通のバスは日に3本。朝8時過ぎに最初のバスがあるものの、その次のバスでも佐賀駅の先は一緒になる。なので、出発準備はのんびりとやる。夜は混んでいたコインランドリーも、朝は誰も使っていない。日付的に中間地点くらいかなと思い、溜まった汚れ物を洗濯・乾燥する。朝食もいただく。それでもまだ時間はある、何せ本日乗る最初のバスの出発は11時だ。

そういえば駅に観光案内所があったことを思い出して、とりあえず駅へと向かう。2時間ほどレンタサイクルを借りて*1沈下橋でも観てこようかと思って所要時間を聞くと、ギリギリになりそうだったのであきらめ、水車を観に行ったり*2、中心街をうろうろしたりする。土佐の小京都ということで、(京都ではなく)小京都感溢れる街並みだった。

なお、自転車に乗ったのは学生時代以来、のはず。あまりにも久しぶりすぎてちょっと不安だったが、乗ってみたら思ったより楽しくなって、あちこちうろうろしてしまった。古い町並みとか名所旧跡には関心が薄いので、出自が確実にハローマックな大丸の地域店舗を見かけて喜んだりもした。あと、自転車で徘徊中に現役の印鑑屋を何軒か見かけた。たまたまだったのだろうか、それとも印鑑に対する旺盛な需要がこの街に存在するのだろうか、ちょっと気になった。

凹凸のある看板の輪郭がハローマックを髣髴させる
輪郭が元ハローマックな大丸四万十プラザ

10時30分くらいに駅へと戻る。自転車を返却した後、駅の売店で昼食用のおにぎりを購入しておく。次の目的地の周辺には何もなさそうだが、駅なら待合室くらいはあるだろう、くらいの想定で準備しておく。

2019.04.30[Tue]
中村駅11:00→佐賀駅11:56
高知西南交通、¥1,000、29.9km

中村駅にて
高知西南交通 佐賀駅

案の定、乗客は一人だけ。車内に運賃表示器はなく、それがあるべき場所には三角表が貼りつけられていた。また、動き出してからら気づいたが、案内放送もない。なのに運転士はバス停を過ぎるたびにボタンを押している。「ですか」のためか*3、いやもしかしたら「高知バスロケ」対応もそれに含まれているかもしれない*4。バス停の案内放送のためにボタンを押しているという認識が強くあるせいか、別の目的のボタン押下がどことなくシュールに思えてしまう。

バスは市街地にある一条通を時計回りで経由し、高知西南交通の車庫の横を経由してから国道56号に乗って佐賀に向かう。整備された国道を進むので、少々眠気を覚える。緑野団地前を過ぎると、小雨が降ってきた。もしかしたら、今日はこのまま持ってくれるかも、なんて中村駅を出る前にちょっと期待していたが、すぐにその期待は叶わぬものとなる。

祝日ということで人気のない役場前を経由して入野駅へ。ずっと一人ぼっちかと思ったら、入野駅で1人が乗車し小学校前まで利用していった、ちょっとほっとする。入野から先、これまでは人家のある平野部を走行してきたバスも、小学校前の2つ先、井ノ岬あたりからは平野がほぼ消え失せ、海と山に挟まれた道へと光景が一変する。海が荒れ、天候もまた荒れてきたので、心までも荒んでくるような、そんな気分になってくる。しばらく進むと、ルートは国道から逸れて佐賀市街へと下っていく。どこで次のバスに乗り換えるべきかなんて思案する時間もないままに、終点の佐賀駅へ到着する。

乗り継ぎの待ち時間は1時間。駅に喫茶店が併設されていたので、中村駅で買ったおにぎりは明日の朝食へ回ってもらい、昼食はその喫茶店で温かいものを食べた。混んでいるだけあって、味はなかなかだった。

駅舎を正面から撮影
土佐佐賀駅


*1:料金は5時間1,000円。今回みたいにちょっとだけ借りる場合は割に合わない感じ。

*2:本当に水車だけだった。

*3:ICカードの場合、乗降した停留所が違っているとえらいことになる。

*4:高知バスロケは、バスの位置情報だけを表示しているだけっぽいので、関係ない可能性が高いけど。