西大島バス停で乗り継ぐ際、入り口に「公認 西大島市場」と書かれた薄暗いアーケードが目に入った。覗いてみると(朝だからではなく)いつの時間も暗くて人気のなさそうな通りがあった。スーパーができる前の時代は賑わっていたんだろうなと思いを巡らしたくなるこんな路地、けっこう好きだ。
2024.04.28[Sun]
阪神尼崎(発)~西大島《標高2.1m》08:25→昆陽里08:39~宝塚駅(行)
阪神バス 尼崎宝塚線、¥230、4.9km
かつては西宮から石橋まで阪急バスが走っていて、実際以前の「南から北へ」で一部区間を利用していたりもするのだが*1、残念なことにこの路線はすでに廃止されてしまっていた。南西から北東方向へと斜めに移動できた路線がなくなったので、今回は廃止された路線を斜辺とする直角三角形の直角部分(∠Aとする)を経由するルートとなった。もちろん∠Aは西大島だ。
宝塚方面のバス停に4人の利用者が待っているとバスはやってきたが、すでに20人ほどが乗車中で西大島からの乗客が座れる余地はない。利用者の入替はこまめにあるが*2、傾向としてはバスが進むにつれ乗客は増えつつある。今回、歩きが多めの行程なのでザックを背負ってきたが、混んだ車内のこいつは邪魔なことこの上ない。だっこスタイルでザックを抱え、停車のたびに少しずつ出口のドアに近寄っていって、かつては前面展望席のあった左側前輪直上にある荷物置きスペースにザックを置いた。
バスは尼宝線を北上して進む。途中、JR神戸線や東名高速、阪急神戸線や山陽新幹線と交差するが、どれも越えたりくぐったりして進んでいく*3。なぜ尼崎から宝塚へ向かうバスがこんなに混んでいるのか理由はよく分からない。尼崎からならJR宝塚線で行けるし、今津で阪急に乗り換えて向かうのも良さそう、なんて素人考えでは思うけど、路線バス沿線住民なら駅へ出ずにバス1本で行けるというのはけっこうなメリットなんだろう。
しばらくすると昆陽里のアナウンスが流れたので降車ボタンを押す。見覚えのあるイズミヤの横にあるバス停で降りた。