2023.05.01-02 標高差2,720m 25

日も傾いてきた。次が本日最後のバスになる。

2023.05.02[Thu]
長岡駅前《標高22.2m》17:00→本町3丁目18:21十日町車庫(行)
越後交通 長岡駅前=小千谷十日町線、¥930、42.6km

長岡駅前にて
越後交通 十日町車庫行

長岡駅前に到着したとき、出発直前の小千谷行の乗客を確認したらけっこうな混み具合だったので、早めに乗り場へ向かう。するとすでに人が多く集まっていたので、座席はあきらめて列には並ばずバスの写真撮影を優先する。ところが発車5分前にバスが入線すると、なぜか人々はあまり乗り込まない。どうも別のバスを待っている人が溢れていただけのようだ。

バスは長岡駅を8人で出発。上前島までで10人となるが、以降小千谷までは降りる一方。典型的なターミナル出発の帰宅客を乗せたバスといった風情だ。最初に降車客のあった新片田の先からは国道17号のバイパスを経由する。バイパス走行は妙見神社まで続くが、バス以外の乗用車の流れが無茶苦茶早いバイパスだった。

バイパスから離れて信濃川の川岸を走るようになると、「次はヒウシモクチ」と放送が入る。運賃表には「ひ生下口」と表示されたので、どんな漢字だろうかとバス停の表示から漢字を拾おうとしたが、夕暮れのせいもあって*13つ続いた「ヒウ」始まりのバス停を見ただけでは漢字を判別できなかった。後日確認したら「薭生」とのこと、確かに他ではなかなか見かけない漢字を使った地名だった。

小千谷駅では駅前ロータリーには入らずに駅前商店街にある小千谷駅を経由する。ここで久しぶりの乗客があった。続く東栄1丁目バス停で、あることに気づく。通常、バス停名に「~丁目」が含まれる場合、漢数字を用いることが多いのだが、越後交通は算用数字を用いている。その次の東栄2丁目もそうだ。バス停の表記もそうだし、運賃表のバス停名もそのようになっている。あとで確認したら路線図などもそれで統一されていた。越後交通の珍しいこだわりの理由がちょっと気になった。

新潟県ではもはや当たり前となった小千谷の「賑やか商店街」で4人の利用者を乗せて、今度は十日町方面へと進む。本町東の手前で本日5回目の信濃川越えがあって*2、バスは暗闇迫る谷を快調に走行する。岩沢不動様は敬称のつく珍しいバス停、どれだけ敬われているのかご本尊を眺めたい気分になる。このあたりまで来ると、一人、また一人と乗客が降車し、市の口宮前では長岡駅からの乗客が、四日町新田では最後の利用者がそれぞれ降りてしまいとうとう一人ぼっちになってしまう。ただ、一方で一般客がけっこうな距離の移動をバスで済ませているということに驚いたりもする。

四日市新田で最後の1人になったが、次の本町7丁目で乗客があったので、「自分が最後の乗客となってから降車する」という、ある種のババ(?)を引かずには済んだ。降りるバス停の候補はいくつかあったが、次のバスの乗り換えに便利そうな本町3丁目で降車する。東三条~寺泊寺泊~長岡、そしてこの長岡~十日町という3連続「1時間越え路線」の乗車が終わった。さすがに軽い疲労感が残った。

まだ先に進むバスもあるが、翌日は祝日ということもあり、先を急いでもあまりメリットはない。十日町で今回は終了する。

2023.05.02[Thu]
本町3丁目…十日町/徒歩、0.5km

本町3丁目にて
夕暮れの本町3丁目バス停

本町3丁目バス停は十日町駅の最寄バス停ということもあり、駅へのアクセスは良い。駅に向かって下り坂となっている道をのんびり歩く。途中、焼き鳥の煙が執拗に誘ってくるが、家までの道のりがまだ長いので次に来たときの楽しみに取っておく。


標高差2,720m 5/2のまとめ

日付 区間 路線バス 徒歩距離
本数 運賃 走行距離
2023.04.21 [Fri] 大潟富士 → 本荘営業所 3本 ¥2,250 92.1km -
2023.04.22 [Sat] 本荘営業所 → 府屋中町 5本 ¥3,990 151.9km 4.9km
2023.04.23 [Sun] 府屋中町 → 村上駅 3本 ¥1,570 48.2km 1.7km
2023.05.01 [Mon] 村上駅前 → 新潟駅 6本 ¥2,330 103.1km 2.1km
2023.05.02 [Tue] 新潟駅前 → 十日町駅前 6本 ¥4,290 156.5km 0.5km
累計 5日 23本 ¥14,430 551.8km 9.2km

*1:もちろん、年齢からくる動体視力の衰えが主因だろう。

*2:その後、岩沢橋詰付近でもう一度渡渉し、この日だけで累積6回となった。