2023.04.21[Fri]
五城目バスターミナル《標高7.6m》14:30→秋田駅西口15:40
秋田中央交通 [100]五城目線、¥960、32.4km
2本目のバスは秋田中央交通。すぐにやってきたバスに乗り込み、秋田駅で購入したAkiCAをカードリーダーに当てるが反応がない。どうやら運転士の起動操作が必要なようで、何らかの操作が行われたのちにリーダーが反応した*1。ちなみに秋田中央交通のバスはこれのみの予定なので、バスを降りてしまえばAkiCAはお役御免となる。
なお、このAkiCA、2022年3月に利用開始とまだ1年程度しかたっていないためか、前述の読み取りできない件も含め、まだ運用や利用に慣れていない部分が感じられた。ICカードの利用者は乗客の半数を超えているように見えたが*2、乗車時のタッチ忘れがこのバスだけでも2人いた*3。ICカードの地域内の普及が鉄道ではなくバスからという点で、利用方法の説明が足りていないんじゃないかなという風に映った。
五城目バスターミナルから2人を乗せてバスは出発する。この人はすぐに降りてしまったが、磯ノ目で乗車した人がしばらく乗り続けたので、秋田市に入るまでは乗客2人の状態が長く続いた。乗客が増えだしたのは金足農業高校入口あたりから。一つ一つのバス停の利用者はあまり多くはないものの、ほとんどのバス停で利用者あったので、よく利用されている路線のようだ*4。
車内放送は鼻にかかった特徴的な女性の声で、ちょっと気になる感じ。運賃表が更新されるたびに「これより運賃が変わります」のアナウンスもあり、何回も声を聞かされるがなかなか慣れない声質だ。他のバスも同じ声なのか気になるが、確認する機会がないのが少々残念。加えて、転倒防止用のアナウンス「ドアが開いてから席をお立ちください」という表現はちょっと工夫があって良いと思う*5。
秋田中央交通はバス停名にも特徴があり、他の地域では「~口」と表現しそうなバス停であっても「~入口」で統一されていたり、踏切前を名乗るバス停があったりと癖があるように感じた。ただその土崎踏切前、近くにあった踏切の正式名称は「相染新田踏切」とあり、バス停名が通称である点も興味深い。
立ち客は出ないギリギリの水準まで利用者は増えたが、秋田の市街地に入ると人はだんだん降りていく。川反入口の先は一方通行区間となり、ここから秋田駅までは駅行と郊外行とで経由するバス停が異なる。終点直前の買物広場*6でほとんどが降車し、終点の秋田駅西口で降りたのはわずか3人だった。
秋田駅西口バス乗り場