上宇美バス停は多方面へのバスが出ているらしく、ターミナル的な雰囲気だ。待合室と言えるようなものはないが、長い屋根つきのベンチがある。しばらく待つと始発バスがやってきた。
2017.10.28[Sat]
上宇美15:08→千代町15:50~大濠公園(行)
西鉄バス[34]、¥440、10.9km
平坦な市街地を走るバスなので、眠気覚ましにと運転席横の「展望席」に座ってみる*1。乗客は上宇美からは6人、以降はポツポツと増えていき、千代町に着くころにはほぼ座席は埋まっていた。宇美から志免町を通って天神へと抜けるバスなので、こんな中途半端な時間のバスでもそこそこ利用者がいるのだろう。
バスはこの旅始まって以来のオートマ車。運転士はシャツの上にソフトバンクホークスのレプリカ*2みたいなのを羽織っている。地元での日本シリーズ中*3なので、西鉄バス全体でやっているのかと思ったが、すれ違うバスを見ると着用していない人の方が多い。その代わり、ビザ屋の配達員が同じレプリカを着用してバイクに乗っているのを見かけた。どんな仕組みなのかはよく分からないが、地域全体で応援している雰囲気は伝わってきた。
途中、たしか苅屋のあたりの対向車線で、同じ西鉄バスの路線バスが交通事故を起こしたようで、警察の聴取を受けていた。通りすがりで眺めた感じでは破損もなく、ちょっとした接触事故のようだったが、すでに乗客はなく*4表示は「回送」になっていた。ちなみに、それまで対向するバスには様々な方法で合図を送っていたこちらの運転士だったが、さすがにこの運転士には合図を送っていなかった。心中察したのか、そういうルールなのか、はたまた2人の関係が嫌悪なのか、運転士の気持ちまでは分からない。
御手洗のバス停までは片側1車線の若干狭い道を走ってきたが、二又瀬交差点を左折してからは道も広くなり、快適な速度で進むようになる。ただ、そこまで来ると千代町はもうすぐそこ。再び雨の勢いが強くなってきた屋外へと出なければならない。写真を撮り忘れていたので慌てて撮影しつつ、地下鉄の構内へと逃げ込んだ。