2017.06.22-25 南から北へ9

2017.06.24[Sat]
日向市駅東口(発)~宮の下10:29→日向市駅東口11:23
日向市南部ぷらっとバス、¥300、22.0 km

南部ぷらっとバス宮の下バス停
宮の下バス停

バスの愛称は南部ぷらっとバス。日向市のサイトではなぜか路線図がリンク切れしていて、宮の下のバス停は「交差点周辺にあるだろう」くらいの博打だった。交差点から見えるところにあったので助かったが、もし見つからなかったら相当慌てたに違いない。

15分ほどの待ち合わせで、日向市のバスがやってきた。たぶん車種は日野ポンチョのショート。すでに乗客は3人おり、その後すべての座席が埋まるくらいまでに混んだ。小さなバスとはいえ十分盛況だといえる。2016年4月に宮崎交通の日向~高鍋線路線廃止*1にともなう代替バスだが、乗客はそこそこいるようだ。


美々津の重要伝統的建造物群保存地区

小さな車体を活かし、バスは美々津の重要伝統的建造物群保存地区の中を抜け、日向サンパーク温泉を経由し、都度こまめに乗客を拾っていく。南日向駅では電車を待っていたと思われる中学生くらいの子供までさらってしまう傍若無人ぶり。こまめに停車したせいか、その中学生たちが運賃支払いの際にまごついたせいかは分からないが、10分程度の遅れで日向市駅東口に到着した。

日向市駅東口にて
日向市南部ぷらっとバス

このバスはSUNQパス適用対象外なので、整理券を見て運賃表で指定された金額を払うことになる。その際気づいたのだが、日向市駅東口発と思われる整理券番号も料金表に表示されていた。いわゆるラケット型*2で運行されているバスだが、始発からの金額が明示されているということは「正規の運賃で乗り通しできる」ということでもあり、個人的にはうれしい機能だ。ただ、整理券をなくした場合に請求される運賃も高くなるわけで、一般利用者にはあまりありがたくない仕様なのかもしれない。

日向市駅は明るく開放的な雰囲気の高架ホームだ。地上の自由通路を抜け、西口側の道路を通る宮崎交通のバスに乗り換えるため駅を横切る。駅の橋上化後、駅周辺の再開発も行われるらしく、西口側も広い敷地が更地となっていた。日差しも差しつつ小雨も舞う中、西松屋の前にあるバス停へと急いだ。


*1:日向市のサイトでは更新日が2017年となっているが、宮崎交通のサイト内検索で出てきたpdfを見ると「平成28年4月1日ダイヤ改正」とあり、さらに夕刊デイリーの記事もそれを後押ししている。廃止は2016年4月で間違いないと思う。

*2:終端部が環状ルートになっているもの。確認しにくいが、南部ぷらっとバスの時刻表から類推できる(美々津駅より先がラケットの面の部分にあたる)。