2024.06.13-15 標高差2,721m 67

次のバスは約20分後にやってきた。

2024.06.14[Fri]
芦原温泉駅(発)~丸岡バスターミナル《標高8.9m》11:20→永平寺11:54
京福バス [86]芦原丸岡永平寺線、¥800、16.6km

丸岡バスターミナルにて
京福バス 永平寺

乗車すると老夫婦2組がすでに乗車済、東尋坊(もしくは宿泊地の芦原温泉)から永平寺へ向かう観光客だろう。市街地を進んだのちに郊外へ出ると、新間の先で高速道路のガードをくぐる。その直後、道端に「福井大地震震源地」という石碑を現認した。後日google ストリートビューで確認したら小さな碑だったので、走行中のバス車内からよく石碑の文字まで読めたことに驚いている。なお、この震源地の裏を取ろうとwikipedia:福井地震を見たところ、気象庁米国地質調査所が発表している震央とはまったく別の場所だった*1。どういったいきさつでこの石碑が建てられたのか、今度はそっちの方に興味が湧いてきた。

福井大地震 震源地の碑

福井地震 震源

乗車したバス路線は、かつて芦原温泉駅から永平寺を結んでいた京福電鉄永平寺線の廃止代替バスらしい。日中はだいたい1時間に1本程度の運行がなされているが、先ほども書いたように利用者に地元住民は確認できず、(自分も含めて)観光客のみが利用している状況だ。ただ、日中等間隔で運行されている理由はそういった利用があるからこそとも考えられる。どんな利用方法であれ、路線バスが残っているだけまし、と考えた方が良いのかもしれない。

丸岡末政といった江戸時代の大名にいそうなバス停を通過しつつ、バスは永平寺口駅へと寄り道するが、接続する電車がないのか時間調整の停車のみで乗降なく発車となる。その後は再びのどかな風景の中を進み、谷幅が狭くなってくると終点の案内が入る。永平寺の降車場はかつての永平寺駅付近にあった。

バスを降りて参道を進み、永平寺の入り口まで進んだが、次のバスまでは1時間と15分ほど、ちょっと余裕はないなと永平寺に寄るのはやめにした。前に入ったのは30年以上前なので寄りたい気持ちもあったが、時間に追われながら観たくはなかったので訪問はまたの機会に。結局、待ち時間の大部分は昼食の待ち時間に溶けた。

永平寺 入口
永平寺 入口


*1:気象庁と米国地質調査所の震央もけっこう離れている。