2023.05.31-06.02 標高差2,720m 34

2023.06.02[Fri]
大方(発)~手子塚《標高351.4m》08:41→三才駅09:11
長野市 乗合タクシー 二ツ石線、¥200、12.3km

手子塚にて
長野市 乗合タクシー 二ツ石線 三才駅

長野市の豊野地区を走る乗合タクシーに乗車する。「乗合タクシー」と銘打っているが、乗車した二ツ石線は予約が必要な区間は多くはなく*1、KURURUも利用可*2であることから、実質コミュニティバスのようなものだ。乗り込むと降車先を聞かれたので「終点まで、駅まで」と伝える。これがあまり良い伝え方でなかったようで、豊野駅南口で「着きました」と案内されてしまう。ちゃんと「三才駅まで」と伝えるべきだったと反省する。

ルートはまさにコミュニティバスというべき、細い路地や集落内の道、旧道などをたどって、三才駅を目指す。豊野周辺では寄り道が多く、豊野支所を経由したのちに開店前のデリシア豊野店の駐車場を通過、その後豊野駅南口*3から駅の北側を周回して豊野駅北口も経由したが、相変わらず乗客は自分だけだ*4

いくつかのバス停には、ユーパレットショッピングモールバス停についてのお知らせのようなものが貼られていたのを確認した。今回利用したバスはもともと経由しないので乗車中はあまり気に留めていなかったが、後日調べたら2019年の水害*5以降、ショッピングモール自体が営業していなかったとのこと。ただ、このバスを利用した1週間後に約4年ぶりとなる営業再開をしたようで*6、バス停名も新たに「アップルラインガーデン」として再開したらしい。災害の記憶はその地域の住民でないと「かつてのこと」なんて思いがちだが、(経営上の理由など、さまざまな事情があってのことだとは思うが)災害復旧がいまだ現在進行形で進んでいることに気づかされる。

9時になったことを車内に流れていたラジオで知る。時報とともに伝えられたニュースから、しなの鉄道が14時以降計画運休に入ることを知って慌てる。あまり意識はしていなかったが、現在も災害が起こりつつある状況のようだ。予定では夕方までバスに乗り、最終的にしなの鉄道で帰路につくつもりだったので、計画通りには進めなくなりそうだ。けっこうまずいかも、と心中は穏やかではないが、今すぐどうこうできるわけではない。とりあえずは終点の三才駅まで乗り通し、運転士に礼を言ってバスを降りた。


*1:今回乗車した手子塚も予約なしで利用できるバス停だ。

*2:運転席の横に携帯リーダーみたいなものが置かれていた。

*3:南口ロータリーは完成して間もないようで、Google マイマップでは通過するルートを作成できなかった。

*4:結局、終点まで利用者は自分一人だけだった。

*5:長野で新幹線が多数水没したやつだ。

*6:長野市赤沼商業設備再開のお知らせ | デリシア -DELiCiA-」より。ただし、以前はカインズだったのがコメリになったりなど、店舗の入れ替わりが発生している。