2023.05.31-06.02 標高差2,720m 29

水分補給をしながら休んでいるとバスがやってきた。

2023.06.01[Thu]
明石12:25《標高293.1m》→中央ターミナル12:53野沢温泉・真湯(行)
野沢温泉村 湯の花号バス(七ヶ巻線)、¥300、15.2km

明石にて
野沢温泉村 湯の花号バス 野沢温泉・真湯行

明石バス停のある神社前の広場にバックで駐車すると、バスは自分を乗せてすぐに出発する。車両はワンボックス車だが座席数は4-3-3-2-2*1の14人乗りとちょっと多め。ただ、利用者は終始自分だけだった。

降りるバス停を告げるついでにバスを乗り継いでいる旅行者である旨を伝えると、野沢温泉から西大滝ダム上経由で飯山線に抜けた人*2は乗せたことがあるが、逆方向は初めてとのこと。確かに明石飯山線の駅は離れているし、予約が必要な村の乗合タクシーを使った上に徒歩で繋いで明石に向かう人など皆無だろうなあ、と納得する。

ルートは基本的に集落の中を進む。けっこう狭い道でも臆せず突っ込んでいくので楽しい。村の中心部へ向かう最終バスということもあり、他の日でもこの時間のバスはほとんど利用者がいないとのことだったが、そのおかげで運転士から野沢温泉のおすすめ外湯などを聞くことができた。

平林ゲートボール場前なんて素敵な名前のバス停を過ぎると、ほどなく遠目に温泉街が見えてくるようになり、役場前*3を通過するとすぐに目的地の中央ターミナル。開放的な待合室とトイレと駐車場のあるスペースで降車した。

付近には委託先ののざわ温泉交通の事務所がある
朝日屋旅館前で休憩中の湯の花号バス

野沢温泉では運転士に薦められた外湯「熊の手洗湯」へ向かう。全般的に熱めのお湯が多い中、ここはぬるめの浴槽もあるとのこと。扉を開けるとすぐに湯舟があって、壁沿いにロッカーがあるという見慣れない光景に少々戸惑うが、換気が優れているのか湿気でむせる感覚は皆無だ。ちょうど人が入れ替わるタイミングだったせいか、しばらくは利用者もなくのんびりと湯につかることができたのは良かった。

野沢温泉 熊の手洗湯
野沢温泉 熊の手洗湯


*1:座席の数を最後部の列から順に示している。

*2:おそらくダムマニアじゃないかと想像している。西大滝ダムは「ダンジョン感満載!? スリル満点でフォトジェニックな西大滝ダムとは | くるまのニュース」でも触れられているように、なかなか素敵なダムのようだ。

*3:ここに歩行者横断用の信号機が設置されていたが、バスの道中で信号があったのはここだけだったような気がする。