2023.05.01-02 標高差2,720m 21

新潟市を横断するルートをとりながら、結局は新潟交通のバスは利用せず、新潟交通観光バスオンリーで乗り継いでしまった。だが、次に乗るバスでそんな新潟交通観光バスともお別れになる。慈しみながら乗車したい。

2023.05.02[Thu]
潟東営業所(発)~白根桜町《標高1.4m》11:32→加茂駅12:20新潟経営大学(行)
新潟交通観光バス 白根-庄瀬-加茂線、¥670、17.3km

白根桜町にて
新潟交通観光バス 新潟経営大学

出発10分前くらいからバス停で待っていたところ、行き先に「加茂」と書かれたバスが反対車線を走っていったのを見てちょっと焦る*1。おそらく白根の中心街を一周してから戻ってくるんだろう、と鷹揚に構えていると、きっかり10分後、新潟から乗ったバスと同じルートで加茂行のバスが現れる。白根桜町から自分1人が乗り込むとすでに乗客が1人、結局その後の乗降は加茂駅で2人が降りるまでなかった。

新潟交通観光バスのローカル線、ということで車体サイズの小さいバスが来るものだとばかり思っていたが、普通サイズのバス。しかもICカードリーダーつきのバスだった。現金のみだと信じ切っていたので、りゅーとはすでにしまい込んでいた。せめて使えるのかどうかくらいは確認しておけば良かったと後悔する。

しばらくは田園を進む。集落の中は狭い道、集落間はセンターラインのある拡幅された道といった風景を繰り返す。田んぼはすでに田植えがされているところも確認できた。代掻きしているトラクターを追いかけるカラスやアオサギの姿が微笑ましい。

しばらく進むと庄瀬本村で時間調整が入り、その後は加茂付近まで基本的に土手沿いを走行するようになる。水運の盛んだったころにできた集落を結ぶように走る路線、ということだろうか。五反田付近で信濃川を渡り、寄り添う川が加茂川に変わる。信濃川の渡渉は今朝渡った万代橋に続いて2回目。しばらくは信濃川沿いに進むことになるので、どれだけ川を渡るのかも楽しみだ。

土手沿いを走っていたときのバス停間隔は広めだったが、加茂駅の西側で加茂市街に入ると急に狭くなる。ただし、立ち並ぶ店が全国どこでも見られるようなロードサイドショップばかりなので、駅西側は新市街地なんだろうなと見当をつける。寿町バス停の案内放送では「加茂駅へはこちらで」とあったが、このバスは駅へ乗り入れるバスなので無視して加茂駅まで乗り続ける。バスは跨線橋を渡って駅の東側へと回り、加茂駅到着は12時10分、時刻表より10分の早着だが、駅で10分待機するダイヤのようだ。

駅前で待機する新潟交通観光バスと加茂駅
加茂駅

駅の東側は旧市街地のようだが、アーケード街の店も現役のところが多く、意外にも活気があった。バスの早着もあって待ち時間に余裕ができたため、昼食でも取ろうかと商店街を歩くが、白根で口にしたマックポテトがまだ胃の中でもたれている。残念ではあるが加茂での食事はあきらめることにした。


*1:自分の待っていたバス停に加茂方面の時刻表があったので、それほど不安感はなかったが、反対方向からやってくるとは想像していなかった。