高原西口バス停
歩道橋下で次のバスを待つ人は自分以外にもいた。通常、富山駅前へ向かうバスは道路の反対側のバス停を出るので、分かったうえで当バス停始発のバスを待っているものと思われる。
2021.08.13[Fri]
高原西口07:35→石坂08:08
富山地方鉄道 [93]不二越-石坂線、¥350(320)、8.3km
93系統石坂行
バスはちょっと遅れてやってきた。高原-不二越線は51系統だが、今回乗車したバスは石坂行なので、目的地側の系統である93で運行されている。出発後に運賃表を見ると、運賃の表示は整理券番号が7番のところから始まっていた。富山駅前から運行されていたころの名残かもしれない。
乗客は前述したように2人、バスは4分遅れで高原西口を出発する。すぐに高原町交差点を左折し、不二越地区へと入り込んでいく。道幅は狭いところもあって、狭小区間好きの自分にとっては好みのルート。藤の木循環のルートに合流する東長江までにあるバス停は、順に山室小学校前、不二越6丁目、不二越12丁目となるが、3つのうち2つで乗車があった*1。循環ルートだったバス路線が中途半端なルートで残るということは、乗客があるということなんだろう*2。
待合室つきの東長江バス停(不二越循環用)
西長江では藤の木循環経由の富山駅前行が待機しており、こちらのバスはそれを追い越すようにして出発する。後で時刻表を確認すると、藤の木循環からの富山駅前行は7時48分発*3、こちらの石坂行は7時41分発なので、遅れているバスを優先したのだろう。敢えてこちらのバスに乗り込んでくる人もいた。遅れているとはいえ、こちらが先行するバスということを把握している利用者だろうか。
乗客の最大数は石金出発時点の11人。みなさん地味な勤め人といった風情なので、事務系の公務員と予想していたら、見事に富山市役所前で半数以上が降車する*4。富山駅前では自分以外の全乗客が降車するが、かろうじて1人乗客があった。
富山駅前から先、昔は市電通りを走っていたような記憶があるが*5、現在の90番台は他のバスと同様に城址大通りを南進して、新桜町を右折する。神通大橋を越えると石坂はすぐ。終点1つ手前の田刈屋で富山駅前からの乗客が降りる。北代循環のバスと同様に田刈屋東交差点を左折するのかなと思いきや、ファミマの先まで進んでから左折して、終点石坂は富山駅前方面行のバス停に停車した。確かにその方が車庫に帰るのには都合が良さそうだ。雨の降り続く中、石坂で次のバスを待った。