2019.04.27[Sat]
琴平駅12:25→三豊総合病院13:26
三豊市コミュニティバス [3]山本線、¥100、29.6km
続いて乗るのは三豊市コミュニティバス。赤いボディのバスが到着すると、7人が乗り込んだ。コミュニティバスらしからぬ盛況ぶりは良いことだと思うが、コミュニティバスらしい点である日祝運休という運行形態を堅持している路線でもある。三豊市コミュニティバスのサイトの冒頭にも三豊市コミュニティバスは月~土曜日(祝日及び振替休日除く)のみの運行です。
とあり、今日を逃すと次の運行は10日後だ。以前触れた「逆回り」の理由の2つ目がここにある。
バスは良く見かけるマイクロバスタイプだが、ちゃんと車内放送設備がついていて、さらにバス停名を読み上げる前にはジングルが入る凝りよう。また放送にはこだわりがあるようで、降車ボタンが押されるたびに毎回「本日、傘の忘れ物が非常に多くなっています」が流れる親切心。今日の天気は朝から良いはずなので、日傘の心配までしてくれる気の利きよう……いやいや、さすがに降車が発生するたびに固定メッセージでそれを流すのはどうかと思う。とくに「本日」って限定している部分がいやらしく感じた。
バスは琴平の街を出ると、基本的には国道377号(およびその旧道)に沿って進み、三豊総合病院を目指す。途中、原下や河内公民館、マルナカ山本店などの寄り道はあるが、豊浜駅近くまで国道からは離れない。ルート上の道幅はほとんどが広く、狭小と言えそうな区間は原下の先で国道に復帰するルートくらいだった。
また乗降については、琴平駅以降は基本降りる一方であり、橋本病院、しのはら医院、マルナカ山本店*1と旧山本町への利用者がほとんどだったが、一方丸井北からの乗車や琴平駅から大野原中央公民館までの乗車など、旧大野原町*2の利用者もあった。三豊市のバスなのに、琴平駅や豊浜駅といった他の自治体*3へ足を延ばし、さらにはいくつかバス停を設けるなど積極的な路線展開を図っているのは珍しいと思う。
そういえば国道を走行中、琴平方面へ向かう歩き遍路の人を見かけたが、本来の遍路ルートから外れていたので少々心配になった*4。「迷ったのかな」なんて考えると、そういった切ない想像ばかりが思い浮かんでしまうので、70番札所の本山寺に寄ったあと金刀比羅さまを経由してから善通寺方面へ抜けるのかな、なんて良いように考えて、道間違いのケースを頭の中から必死に打ち消した。