2018.04.29-05.03 南から北へ39

宇部新川駅でしばらく待つ。なお、宇部新川駅到着時、9時20分発の新山口駅行は待機していて、乗り換える人がいないことを見計らってから出発していった。2分しかなくても乗り継ぎはできたようだ。ただ、それほど急ぐ必要もなく、トイレを済ませておきたかったこともあって、先行するバスは見送った。

2018.04.30[Mon]
宇部新川駅09:40→サンパークあじす10:33
宇部市交通局[E5]、¥710、20.0km

宇部新川駅にて
宇部市交通局 サンパークあじす行

20分ほど待って乗り込んだバスはサンパークあじ行。「サンパークあじす」はスーパーマーケットか何かだろう。宇部の中心街を抜けたあたりでの乗客は8~10人ほど。自分以外はすべておばあさんだ。市が発行する優待証のようなもので乗っているせいか、だれも整理券を取ろうとしない。これだと利用状況が把握できず、費用補填が正確にできないような気もするが、市の交通局だからその辺はどんぶりでも構わないのかもしれない。

隣に座った高齢のご婦人2人は、地区の協力金の徴収方法について話が盛り上がっている。なんでも、ちゃんとした理由を説明すると、老い先短いご老人は払おうという気になれないらしく、詳細を説明せずに毎年のお金ということで集めたほうが効率が良いとのこと。ちょっとどうかと思うけど、分からない話でもない。

先ほどのバスと同様、ぽつぽつと乗降が続き、途中山口宇部医療センターへちょっと寄り道する。その際、宇部線のガードをくぐるのだが、そこが割と狭く、通過するときはちょっとときめいてしまった。しかも寄り道なので、往復2回も楽しめる、最高である。バスが狭いところを通ることに興奮するフェチ、ということだろうか。YouTubeを「バス 狭小路線」で検索するとそこそこ引っかかるので、好事家は自分以外にもいるようだ。


山口宇部医療センターへ向かう道にあるガード

その後バスは国道190号に復帰するも、またすぐ寄り道。今度の寄り道先はミスターマックス宇部、ここで半数が降車する。で、残った半分はサンパークあじだ。ちょうど開店直後の時間帯ということもあり、このバスは買い物へ向かう人たちの利用が多いようだ。もちろん、私のようにバスを乗り継ぐ奇特な人は見当たらない。

ちょっとだけ時間があるので、サンパークあじすの店内をふらついてみる。地場のスーパー程度を想像していたが、本屋なども入るちょっとしたショッピングセンターくらいの規模で、思っていたよりも繁盛していた。何か買おうかと思ったが、次のバスの目的地での乗り換え時間は1時間ほどある。そこで腹ごしらえをするつもりで、サンパークはスルーした。

サンパークあじすパス停とサンパークあじす
サンパークあじ


2018.04.29-05.03 南から北へ38

昨日のうちに必要なチケットは揃えておいたので、のんびりと下関駅に向かう。駅で目的のバスを待っている間に何本もバスが到着するが、さすがに休日の朝7時台ということもあって、乗客はほとんど乗っていない。

2018.04.30[Mon]
彦島営業所(発)~下関駅07:21→宇部新川駅09:18宇部中央(行)
サンデン交通[20]、¥1,400、49.1km

下関駅に到着する宇部中央行
サンデン交通 宇部中央行

乗り込むバスは宇部中央行、つまりは瀬戸内を進んでいくことになる。いろいろ悩んでみたものの、結局金銭的な面や何かあったときのリカバリのしやすさなどから、他の交通機関の融通が利きそうな山陽路を選んだ次第である。それほど厳しい乗り継ぎは(最終日以外*1)考えていないが、万が一を考えて何かあったとしても他の方法で対処できるルートにしたつもりだ。

下関駅での乗車は10人ほど。こんなものかと思っていると、唐戸でさらに5人ほど乗車する。その後もぽつぽつと乗降があり、小月駅を過ぎてもまだ10人ほどが乗っていた。さすがにその後は降車が多くなっていったが、これまでは当たり前のようにあった、乗客は自分のみという状態にはならなかった。さすがに終点1つ手前の宇部新川駅では自分も含めて全員が下車したが。

サンデン交通の「休日おでかけ1dayパス」はさっそくここでお役御免となる。それでも通常は1,400円かかる道のりを1,000円で済ませてくれるのはありがたい。ここからはバスカードの出番、割引率は渋いが仕方がない。山口県内のバス会社共通で使えるのが救いだ。


*1:最終日にはちょっと厳しそうな乗り継ぎを計画している。ただ、最後の日ゆえに失敗しても次回のスタート位置が変わるだけなので、影響は少ない。