本荘営業所 バス運行系統図
本荘営業所の目と鼻の先にあるホテルにも関わらず、バスの出発30分前にはチェックアウトして営業所へ向かってしまう。営業所の待合室はすでに暖房で温められていた。4月とは言え、まだ朝晩は冷え込むことも多い。こういった対応はありがたいかぎりだ。5時50分になるとモニターに電源が入ってアンドロイドの起動画面が表示され、じきにバスの出発案内が表示された。
2023.04.22[Sat]
本荘営業所《標高6.1m》06:02→酒田駅前07:40~仙台駅前(行)
羽後交通 本荘仙台線、¥1,400、67.1km
羽後交通 仙台駅前行
これから乗る本荘仙台線は基本的には高速バスかつ要予約の路線だが、前者については羽後交通のサイトにある運行系統図を見ると本荘営業所~庄内観光物産館(鶴岡)は下道を走行するような表現になっている。また後者についても、(羽後交通のサイトでは確認できなかったが)共同運行している庄内交通のサイトには以下の記載があり、空席があれば区間利用が可能と書かれていた。
「仙台・本荘線」では、本荘営業所~象潟駅前から酒田庄交バスターミナル・イオン酒田南店・庄内観光物産館の区間のみのご利用も可能です。(但し、仙台までご利用のお客様が優先で空席がある場合のみ乗降頂けます。)
上記の記述を根拠にして本荘仙台線を今回のルートに組み込んだ次第だが、他にも条件はあったりする。通常1日3往復のところ、新型コロナの影響でこのときは土日祝日のみかつ1往復となっていた。よって今回はこのバスを軸に計画を立てたような感じだ。個人的には地域住民が主な利用者となっている狭義の「路線バス」で可能な限り移動して、高速バスの下道区間利用は可能な限り避けたいと思っていたが*1、本荘発は早朝の1便しか存在しないのでは仕方がない*2。少々距離のある移動にはなるが、高速バスの末端区間利用で酒田を目指す。
風は冷たいものの、昨日のぼんやりした空とはうって変わって、今朝は真っ青な空が広がっている。バスの出発時間が近づくにしたがって、ぽつぽつと車がやってきては利用者を下ろしていく。乗客は若者が多いようだ、と言っても自分を入れて5人だけだったが。予約済の他の利用者の乗車手続きが済んだ後に酒田駅前までの利用を申し出て、運賃を支払い座席を割り当ててもらう*3。定刻になるとバスは出発、距離があるせいか乗務員は2人体制だった。
本荘駅前で1人拾って*4国道7号に入ると、酒田まではほぼこの道で南下することになる。朝早い時間にもかかわらず、ガソリンスタンドの洗車機に10台近くが並んでいたが、黄砂の関係だろうか。国道7号上では西目高校前*5、仁賀保庁舎前、保養センターはまなす前と送迎に便利な広い駐車場が近くにあるバス停を経由しながら進む。時間に余裕があるせいか、どこも数分停車したのちに発車といったパターンを繰り返す。唯一の駅前ロータリー経由となった象潟駅前を過ぎると、あとは酒田駅前までバス停はない。高速に乗らないことを祈るだけだが*6、インターチェンジの位置的に利用はないだろうと想像し、実際に本荘営業所~酒田駅前での高速利用はなかった*7。
酒田駅前のバス停は降車と乗車の場所が分かれており、バスはできたばかりの月のホテルを周囲を周回して進む*8。降車場はホテルの南側にあり、ホテルの車寄せがあるものの地味な場所だった。降車後、バスは駅前通りに進んで乗客を数人乗せたのちに仙台へ向けて出発していった。