2022.04.30-05.07 南から北へ230

バス停の遠方に大漁くんバスが待機
原口漁港前バス停と待機中のバス

ここまで乗ってきたバスは漁港付近にある転回場まで進んで小休止。その後江差方面からやってきたバスと入れ違いで出発していった。

折り返しの行き先は白神下町
折り返していく大漁くんバス

その後、江差へ折り返すバスが次に乗るバスとなる。原口漁港前江差ターミナル行のバスは今日の初発となる。

2022.05.01[Sun]
原口漁港前11:46→江差ターミナル12:55
函館バス [621]江差・小砂子線、¥1,500、40.9km

原口漁港前にて
函館バス 江差ターミナル行

時間になるとバスは自分だけを乗せて出発する。原口交流館前大漁くんバスで来た道を戻って国道に出ると、その先は北へ進路を変更する。次のバス停は小砂子で運賃は330円、えらく距離のある次だ。なお江差ターミナル到着後、ターミナルに掲げられていた路線図には原口~小砂子間に線が描かれていなかった*1。桧山と渡島の境界もあるので行き来はさほどないと思うのだが、現在も原口漁港前まで乗り入れる便が残っているのかはよく分からない。人家もない荒涼とした区間を抜けて到着した小砂子からは2人が乗り込むが、次の石崎築港前までの区間運賃は原口地区~小砂子地区よりも高い460円。小砂子の孤立感が運賃だけでも十分伝わってくる。


小砂子の転回場

小砂子のバス停付近以外は国道を邁進するが、浜中の手前で集落内を進む海沿いの道へ転進する。木の子の先で国道に合流しそうな道路だったが、バスは突然折り返してしばらく戻ってから国道へと合流した。道路わきに出ていた看板から推測すると、バスの運行に都合の良い道路はどうやら工事中で通行止のようだ。この先の乗り継ぎは余裕があるので気にならないが、知らないで乗るとドキドキしそうだ*2

ずっと乗降がないのでバス停で止まらずに運行してきたが、上ノ国町の市街地近くの原歌上ノ国で立て続けに乗車がある。木の子花沢温泉みたいに回り道して経由したバス停では利用者がなく、末端部と市街地付近でのみ乗車があるバスというのもえらく極端な利用のされ方だ、なんて思っていると、大留で自分以外はすべて降車してしまう。大留は旧上ノ国駅のあった場所に設置されたバス停で、函館バスの時刻表によると木古内方面のバスへの乗り継ぎは大留で行われるため、全員降車となったようだ*3

大留を出発した後はほとんど国道は走らず、山側にある舗装状態のあまり良くない道を進んで江差ターミナルへと到着する。江差ターミナルは「ターミナル」と名乗ってはいるが、実際のところ「江差の街はずれにある車庫」というのが適切な表現と思われる。発着するバスは多いが、原口漁港前からやってくると江差の街に入るためには別のバスに乗り継ぐ必要がある*4。ただ、今回乗ってきたバスに接続して江差市街に向かうバスはなく、市街地に向かう次のバスは2時間以上先だ。さて、どうしようか。

江差ターミナル待合室内に掲示
函館バス路線図(江差ターミナル)


*1:正確には消された形跡があった。実物は文末の画像を参照のこと。

*2:なお、時刻表上は次の寅の沢バス停まで8分となっており(12:22→12:30)、この迂回を見込んだ設定になっていた。

*3:実際、9分待ちで乗り継げるバスがある。

*4:なお、木古内から江差へ向かう江差木古内線(江差線廃止代替バス)は、すべてが江差ターミナルより先の江差病院前まで運転されている。