2018.10.18-21 南から北へ97

2018.10.18[Thu]
天理駅12:10→針インター13:07
奈良交通 [29]、¥1,060、22.8km

天理駅にて
奈良交通 針インター行

続いての乗車は針インター行、名阪国道を経由しないタイプのやつだ。「名阪国道を経由しない」という点だけで「面白そうな道を通りそう」と考え、行程に組み込んだ次第だが、まさに大当たりだった。

石上神宮までは片側1車線の普通の道だが、その先の布留交差点以降は急激に道幅が狭くなり、下滝本地区を抜けるまでそれが続く。以降はしばらく広い道*1を走るが、上山田の先から馬場の間も路地という表現が適切な道をバスは進んでいく。普通の車でも進んでいくのに躊躇するようなところに突っ込んでいくバス、なんとも至福の1時間であった。


豊井バス停付近の道


下滝本バス停付近の道


下山田バス停付近の道

なお、後日検索してみたところ、そこそこ有名な路線のようで、YouTubeにも動画があった。乗った路線の楽しさを文章や写真で説明しても、1本の動画の雄弁さにはかなわないと思う。作成してくれた方に感謝である。


とりな人動くものだいたいより

乗客は天理ダム時点で6人、終始自分以外の利用者がいる状況で、少ないながらも利用されている感じだ。この路線は現状平日2往復、休日に至っては1.5往復しかなく、乗車したバスは苣原*2経由で針方面へ向かうその日最初の便であった。朝に天理へ向かった人が帰りに乗るバスということもあってそこそこ利用者がいた、ということなのかもしれない。

針インターに到着後はしばらく時間があることもあり、はり温泉らんどへ。ちょっとさびれた感のある入浴施設で、もともとはプールや食堂などもあったようだが、現在は風呂とジムしか稼働していない。そのせいか閑散としていて、のんびりとお湯につかることができた。いくら泉質が良くても混んでいるのは苦手なので、個人的には空いていて好都合だった。


*1:といってもオレンジ色の中央線がある「普通の道」だ。

*2:「ちしゃわら」と読む。「苣」はレタスの和名。