2018.10.18-21 南から北へ98

針インターからは榛原を目指して南へ向かう。

2018.10.18[Thu]
針インター14:55→榛原駅北口15:29
奈良交通 [23]、¥720、14.9km

針インターにて
奈良交通 榛原駅北口行

針インターへは天理からのバスでやってきたが*1、下水間経由で入る方法もある。この場合、近鉄奈良駅を午後に出発しても間に合うので*2、当初はそちらを使用するつもりであったが、「乗り継ぎの合間に入浴したい」気持ちが勝ったため、天理経由を選択した。ただ、奈良市東部のバス路線については趣深そうなルートのものが多いので、(CI-CAに過大なチャージをしてしまったという理由もあるけれど)「南から北へ」とは別で訪れてみたいとは思っている。なお、次のバスを待っているときに、下水間からのバス(というかワンボックス車)が到着したが、寂しいことに乗客はいなかった。

榛原駅北口行のバスも、針インター時点での乗客は自分だけ。写真のとおりの小さなバスだが、乗客もルートの道幅もそれに適合したサイズなんだろうと勘が働く。道幅については案の定、針インターを出発してすぐに針集落の細い道*3へとバスは進み、一部は拡張されてはいるものの、南白石の先で国道369号になるまでは狭小区間が続く。この辺特有の軒先の長い民家の横を、文字通りかすめるようにしてバスは進む。

南白石までに1名の乗車があったものの乗降はそれだけで、車体に見合った乗客数のまま榛原まで進むのかと思っていると、次の城山登山口*4にて16人の乗客があり、突如として車内は賑やかになる。かっこうからしてハイキング帰りの団体さん、年齢的には60代といったところだろうか*5。以降は立ち客も出る状態となり、予想を超えた混雑のまま終点へ。最終的に榛原駅北口で降りたのは20人にもなっていた。


城山登山口にある目印(乗降指定地)

途中、吐山*6あたりから空は曇ってきて、榛原駅に着いたころには西側の一部を除いて雲が空を覆うようになる。予報ではしばらく良い天気だと聞いていたのでちょっと心配になるが、今日くらいは何とか持ちそうな感じだ。

ここでも若干時間があるので、駅の南側へ出てスーパーを目指す。本日の宿泊先は夕食なしなので、夕食を購入しておくためだ。街歩きがてら、あらかじめ目星をつけていたオークワサンクシティ榛原店へと向かう。旅先のスーパー詣では好きなので、これまでも杷木、阿知須、龍野、交野などでやってきた*7。ここも入店後は普通の客と同じ順路で野菜から魚、肉と買う気もないのに巡り、「白菜高いな」*8なんてつぶやきながら目的の総菜コーナーへと進み、適当なご飯ものと酒肴を選ぶ。店内には特売を知らせる歌が延々と流れていて、脳内でも巡り出してくる。おかげで駅までの帰り道はずっと「すいようびーともくようび」のメロディを口ずさんでいた、オークワ恐るべしだ。


「すいようびーともくようび」の歌(株式会社オークワより)


*1:詳細は前回記事参照。

*2:下水間経由の場合、以下の乗り継ぎとなる。なお、後者は無料だ。
近鉄奈良駅13:35→下水間14:16~北野行、奈良交通[124]/
下水間14:16→針インター14:35~奈良市都祁交流センター、奈良都祁線代替バス

*3:ただ、その道は今でも国道25号の指定が残っているようで、旧街道の雰囲気を残した2桁国道としても味わいがある。

*4:ここは正式なバス停ではなく、自由乗降指定地と呼ばれるものらしい。掲示したストリートビューを見てもわかるように、路肩にあるバス停は簡素なもので時刻表すら掲示されていないが、車内のアナウンスでは通常のバス停と同様に案内されている。

*5:平日にハイキングできるということから見ても、定年退職済の方々だろう。

*6:はやま、と読むようだ。

*7:詳細は順に、南から北へ24(杷木)、南から北へ39(阿知須)、南から北へ77(龍野)、南から北へ88(交野)の各記事を参照。

*8:確か1/4玉で198円だったような。