2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ30

電鉄黒部駅の暖房の効いた待合室で次のバスを待つ。ごっついカメラを持った人が電車の撮影をしていたが、この方はふり~きっぷを使って改札を抜けていた。実際に利用している人に気づいたのは初めてだ。鉄道利用でこのきっぷを活用している人は多いのかもしれないが、バスではとんと見かけない*1

電鉄黒部駅にて
朝8時前の電鉄黒部駅バス案内表示モニタ

次のバスは8時20分発だが、例の案内モニタには表示がない。しばらく考えたのちに導き出された答えは「終点が魚津市だから?」ということ。1日1本、しかも下りのみのバス、それだけなら掲示すればいいのに、と外野の人間は思いがちだが、何か深い理由や因縁があるのかもしれないので、深くは考えないことにする。

2018.01.06[Sat]
電鉄黒部駅前08:20→金太郎温泉08:35
富山地方鉄道 市民病院経由金太郎温泉線、¥320(290)、5.6km

電鉄黒部駅前にて
金太郎温泉行

ということで、1日下り1本のみの金太郎温泉行のバスに乗る。片方向のみのバスに乗る客などいるんだろうかと思っていたが、自分以外にも2人いらっしゃり、皆終点まで乗り通していた。自分はともかく、他の方はこの後どうやって黒部へ戻るのか不思議でならない*2

バスはチョロQみたいな寸詰まりのバスだ。座席数も少ないが、乗客も少ないので十分だと思われる。やがて時間になり出発。黒部駅を経由したあとはあいの風とやま鉄道線沿いに進んでいく。途中、新川みどり野高校を通過したが、期待した自衛隊の広告は入らなかった。さすがに高校生の利用がなさそうなバスには広告を出していないのかもしれない。

金太郎温泉前を過ぎると右折して金太郎温泉への急坂を登っていく。そのまま金太郎温泉の前まで行くかと思ったが、建物よりもずいぶん手前に設定されたバス停が終点だった。バスは乗客を降ろすとすぐに回送の表示に切り替え、すぐに来た道を戻っていく。時刻表を見ると、近い時間に池尻線で東布施口(8:45)始発の池尻行という非常に中途半端な区間を運行するバスが設定されているので、それになるような気がする*3。もっとも、そちらはほぼ回送に近い運行だと思う。

ここで1時間半ほど時間があるので、若干残った急な坂を歩いて登って金太郎温泉へ向かう。金太郎温泉にはカルナの館という日帰り入浴施設が併設されているので、そちらで時間をつぶすことにする。3時間まで1,030円と少々値は張るが、硫黄のにおいが漂う気持ちの良いお湯だった。個人的に露天風呂が好きなので、長い時間露天風呂の方にいたが、薄曇りの中非常に心地よい時間を過ごすことができた。これまではちょっと金太郎温泉を低く見すぎていた気がする。また機会があればぜひ利用したい温泉であった。ちょっと高いけど。


*1:なんてそのときは感じていたが、この後のバスに乗車したときにふり~きっぷを見せていた人がいた。おそらく自分の気づきが足りてないだけなんだと思う。

*2:1人はふり~きっぷ利用者で私と同類のようだったので、8:40の大沢行に乗って往復し、電鉄魚津へ出たんじゃないかと想像している。

*3:時刻表については、「富山県黒部市 公共交通で行こう!」にある「黒部市公共交通ガイド」内の池尻線のページが分かりやすい。