昼食を済ませてから播州赤穂駅へと戻り、「標高差2,721m」*1を再開する。まずは前回、20分差で乗り継げなかった1日1本のバスに乗る。
播州赤穂駅バス乗り場
バス停を見ると、3月31日までの時刻表には載っているが、4月以降のそれには掲載されていないバスに乗るようだ。何か不穏な感じがする。
2024.03.29[Fri]
赤穂市民病院(発)~播州赤穂駅《標高3.2m》12:41→上郡駅13:24
神姫バス [8]赤穂市民病院~千種峠~高田台~上郡駅、¥680、23.1km
以前「南から北へ」でこの地を抜けた際は、東備西播定住自立圏圏域バスの「ていじゅうろう」を利用した*2。さすがに同じ運行母体のバスを利用するのは芸がないので、神姫バスが1日1本だけ運行している有年・上郡線*3で上郡へ向かう。神姫バスが運行しているので運賃は神姫バス基準、ていじゅうろうは関係する自治体が運行*4しているので一律200円で乗車が可能という差がある*5。まあ、バスに乗るのが目的なので、これくらいの差は誤差にもならないのだけど。
(はてなではそこそこ知名度のある)赤穂市民病院からバスがやってきたが、利用者はいない。まあね、200円均一で乗れるバスがあるなら3倍以上のお金出してまで別のバスなんて乗らないよね、なんて思っていると、次の駅東バス停で乗客があった。赤穂市内ははていじゅうろうのルートと異なるため*6、神姫バスしか走らないところに用がある人にとっては重要な路線ということになるのかもしれない。
バスはしばらくJR赤穂線の北西側を進むが、龍泉寺前の先あたりからは山を目指して進むようになる。ディーゼルエンジンをうならせながら急坂を登りつめた先は千草峠。このあたりは有年駅行のバスだと峠を経由せず平野部を迂回しているようだ。門前で有年駅行とていじゅうろうのルートと合流し、しばらくは千種川沿いののんびりした風景の中を進む。宮前で駅東からの利用者が降車し、以降はずっとひとりぼっち。この後は国道を進んで上郡かなと思いきや、新興住宅街の高田台へと入っていく。この辺はていじゅうろうのルートも同様だが、前回辿った記憶がない*7。その名のとおり高台にある高田台を一通り巡った後、バスは遅れもなく無難に上郡駅へ到着した。
お知らせ
お客様各位
令和6年3月31日をもちまして
㈱ウイング神姫 路線バス
駅東~上郡駅間の運行を終了致します
長らくのご利用ありがとうございました
令和6年4月1日より「ていじゅうろう」
「愛のり号」をご利用ください㈱ウイング神姫
降車後にバス停を見ると、乗車前に脳裏をかすめた掲示がなされていた。まあ、ていじゅうろうがあるから廃止というのも仕方がないことだろう。とりあえず3月中に進めておいて助かった、といった感じだが、駅東から利用した人、今後はどうするのだろうか。