2023.09.27-30 標高差2,721m 12

時刻表と各種案内に加えて、「新見方面行きは、西江邸入口近くの備北バス停留所でお待ちください。」という掲示もある。
坂本車庫内の掲示

新見からのバスが引き続き高梁バスセンターまで運行となる。以前は通しで運行されていたという話をどこかで読んだことがあるが、今は坂本で運賃上は打ち切りだ。ただ、車両や運転士の運用は以前から変わっていないということなのだろう。

2023.09.30[Sat]
坂本《標高279m》12:20→川上バスセンター12:54~高梁バスセンター(行)
備北バス 坂本~成羽~高梁駅線、¥800、20.4km

坂本にて
備北バス 高梁バスセンター行

定刻になると乗客は自分だけで出発する。坂本まで(新見市側)は川を遡る方向にバスが進んできたが、坂本から(高梁市側)は川の流れと同じ方向にバスは進んでいく。山の形は高梁市の方が若干険しいような、そんな感じを受ける。ただ、ゆるやかに流れる水面が見れる分、高梁市側の方がずっといい。

田原付近で平川行のバスとすれ違うが、平川方面はもっと川下で別れた気がしたのでちょっと不安になる。後で確認したところ、平川行は田原を経由してから平川へ向かうらしい。しばらくして振り返ると乗っているバスの後ろを平川行が続行していた。

長砂前バス停は沈下橋への分かれ道のたもとに立っていた。先ほどの田原以降の道は成羽川*1の右岸*2の道を進むが、人家は平地のある場所を好むので、左岸だったり右岸だったりとさまざま。なので、こういうところのバス路線は橋のたもとにバス停があることが多く、結果バス停名に橋の名前が多く採用されるようになる。この路線もそうだし、以前乗ったバスだと加子母から下呂がそうだった記憶がある。

長砂前バス停と沈下橋

川戸の次のやすらぎの里はちょっとした寄り道。すぐ後ろを続行していた平川行のバスとはここでお別れ。しばらくはゆったり流れる川と岩肌がむき出しの険しい山々のコントラストが織りなす景色を楽しむ。対岸に彼岸花が群生しているあたりは特に目を引いた。

川の対岸に彼岸花が群生していた
成羽彼岸花群生地*3

やがて川幅が広くなり平野部も多くなってきたので、降りる準備をする。寄り道としては2度目となる川上バスセンターで降車する。なお、途中からの乗客があったので、バスセンターから先は乗客1人で山を降りていった。

川上バスセンターにて
川上バスセンターで折り返して高梁へ向かう備北バス


*1:一昨日東条で見た成羽川下流部にあたる。

*2:川の流れる方向を見たときの右側の岸のこと。

*3:阿部山橋数の瀬間。