2020.10.25-31 南から北へ219

大間崎バス停
大間崎バス停

さて、ホテル佐多岬からここ大間岬まで、バスと徒歩だけでやってきた。ただ残念なことに、同様の手段ではこれ以上北へ行くことはできない。本州と北海道は青函トンネルで一応地続きといえるが、行き来できるのは鉄道だけ。仕方がないので、北海道へは船で渡る。ずいぶん前に「ルールを決めておく」で決めたレギュレーションがやっと活きてくることになった。ということで、とりあえずフェリー乗り場へと向かう。

2020.10.29[Thu]
むつバスターミナル(発)~大間崎14:01→フェリー乗場前14:12~佐井車庫前(行)
下北交通 佐井線、¥190、4.1km

大間崎にて
下北交通 佐井車庫行

ただ、本日は大間で宿泊予定である。明朝一番の船で北海道に渡るつもりだが、それに接続するバスがないため、今日のうちにフェリー乗り場までバスに乗っておく。つまりは帳尻合わせ的なバス乗車だ。

ここまでのバスもそうだったが、下北交通のバスは大間町内をくねくね進む。バス停も細かくあるが、そのどれにも待ち人はいない。すでに乗客が1人いたが、その人が降りる前にフェリー乗場前で降車する。

大間港ターミナルにて
函館へ向かう大函丸

フェリー乗場前へのバス到着予定時刻は14時12分、函館行のフェリーは14時10分出発なので、バスで到着すると写真のような感じになる。バスとフェリーの接続時間を確認してみたら、バスからフェリーでもフェリーからバスでも最低1時間は待つようで、接続はあまり考慮されていないと言える。

2階建て、周辺も含めて施設は新しい
大間港ターミナル

せっかく来たので翌日の便の手続きをしようかと思ったが、出航直後ということで窓口に人はいない。とりあえず書くものだけその場で記入し、明日は紙だけ持ち込んで乗れるようにしておく。

これで今日の行程はおしまい。バスで来た道を歩いて戻り、まずはスーパーに向かう。寄ったのはマエダストア、ここまでの道中でも何回か遭遇した見覚えのある店だ。翌日の朝食を買うついでにいつものパターンで鮮魚コーナーを覗くが、さすが漁港のある町、半分くらいの魚は加工されずに売られていた。イナダを吟味するおばあちゃん、たぶん当たり前のように下ろせるんだろうなあ、ちょっとうらやましい。

宿の夕食では、これまた当たり前のようにマグロの刺身が出る。むしろ脇役のようにいたヒラマサとイカの刺身の方が自分好みだったし、(北陸でいう)ガメエビのような海老の塩焼きが非常に美味しかった。ただ、旅館の宿泊者は自分だけで、ちょっと申し訳ないような気分になる。