2017.10.26-29 南から北へ32

バス停の北側には「チャチャタウン」*1なるシネコンつきの複合商業施設があるが、まだ開店前らしく人影もまばらだ。次に乗るバスを確認しようと時刻表を見たが、たくさんあってどれを見ればよいか分からず。どうしたものかと難儀していると、運行情報を表示する液晶パネルがあったのでそちらで確認する。運が良いことに、どうも本来なら間に合わないはずのバスが遅れていて、どうやらそれに乗れるようだ。

2017.10.29[Sun]
戸畑渡場(発)~砂津08:40→関門トンネル人道口09:22~和布刈(行)
西鉄バス[74]、¥380、13.5km

砂津に到着する和布刈行
砂津に到着する和布刈行(右)

これまで6本の西鉄バスにお世話になったが、これがおそらく最後の西鉄バスだ。当初の予定では九州最北端バス停である「太刀浦埠頭入口」にも寄ろうかと考えていたが、運良く関門トンネルに行くバスに乗れたこと、また天気がまだあまりすぐれないことを理由にして、このまま一気に関門海峡を越えてしまうことにする。

バスは砂津から乗客9人を乗せて、和布刈*2を目指す。雨のため水たまりのできた国道を泥はねしないように慎重に走る運転士には敬意しかない。小森江あたりまでくると海側の空に少し青い部分が見えだしてくる。対岸の下関市街も良く見えるようになってきた。雨もやんできたようだ。

乗客は基本的に降りる一方だが、残り4人となったところで減少が止まる。どうも我々と目的が同じ模様だ。門司港駅に乗り入れるために線路を越えた以外、常にバスはJRの線路より山側を走行してきたが、門司港駅でJRが終わって門司の街が切れると、道路が海岸線沿いになり、バスも海辺を進むようになる。ぼーっと景色を眺めていると目的バス停のアナウンスが流れたので、慌てて降りる。予想通り、バスは空車で終点へと向かった。


*1:こういう名前をみると、年寄りなのでCHA-CHAを思い出してしまう。

*2:めかり、と読むらしい。