2019.04.26-05.03 departure

最初の予定では、帰りも路線バスで瀬戸大橋を渡り、岡山まで抜けようかなんて考えていたが、費用的な問題でやめにした。今は疲労的な問題でやめにして良かったと思っている。

2019.05.03[Fri]
坂出08:10→高松08:35 サンポート南風リレー号、¥450

バスで約2時間かけてきた道のりを25分で戻る。路線バスの乗り継ぎなど所詮そんなものだが、実際それに直面すると、時間の進み方がおかしくなったような気分になる。鉄道が早すぎるのか、バスが遅すぎるのか、そんなことをする人がおかしすぎるのか。たぶんどれも正解っぽい。

高松駅に隣接している。JRのバスが多い
高松駅高速バスターミナル

本日2度目の高松駅。駅前広場から見えるうどん屋に早くも行列ができていて、それを醒めた目で眺める地元の人、なんて光景を眺めて時間を潰し、駅に併設された高速バスターミナルへ。窓口では「ええー、次も次も満席ですかあ」なんて呆れていた人もいたが、そういう時期なんだから予約しておかないとダメに決まっているだろう、なんて待合所にいたみんなが思っていたに違いない。

2019.05.03[Fri]
高松駅高速バスターミナル09:30→大阪駅JR高速バスターミナル13:14
西日本JRバス 高松エクスプレス大阪号(高松-大阪線)、¥3,900、204km

富山駅前にて
西日本JRバス 大阪駅JR高速バスターミナル

アナウンスを聞く限り、これから乗るバスも満席とのこと。それでも出発直前に運転士に絡んで、なんとかバスに飛び乗ろうとする2人。窓口で断られていた人とは別人だったので、通常ならそんな感じで乗れるのかもしれないが、粘ったところで乗れるはずはなく、バスは高松駅高速バスターミナルを11人で出発する。途中乗車が多かったのは、ゆめタウン高松の9人と高松中央インターバスターミナルの8人。どちらのバス停も広い待合所が併設されていて、このあたりから関西方面へ出るには高速バスがスタンダードなんだろうということが容易に伝わってくる。

高松中央ICから高速に乗る。高速道路上のバス停も利用者が多く、総じて乗車可能なバス停の半分くらいで乗ってくる人が待っていた。鳴門西が最後の乗車バス停だが、ここでの利用者はなく、(室津PAでの休憩はあったけど)あとは大阪を目指すだけとなる。鳴門北ICではインターから流出する車の流れが両方向ともに悪く、とくに神戸方向からの渋滞は大鳴門橋あたりまで続いていた。淡路島内では交通量は多いものの流れは良かったが、明石海峡大橋を越えたあたりで渋滞につかまり、のろのろしだす。5分先行していた神戸行が高速舞子から出てきて、縦列走行するようになる。ふと、対向車線の高速舞子バス停を見ると、さすがゴールデンウィーク、人が溢れんばかりで怖いくらいだった。

阪神高速神戸線に出てからも、湊川付近からまた流れが悪くなったが、京橋で下道に降りハーバーハイウェイに出てからは順調に進む。USJはとにかくすごい人、高い位置にある高速道路から見る人の群れは「ゴミのようだ」の比喩を使いたくなるくらい。海沿いから大阪市中心部へ入っていくと、ぐるぐる向きを変えるせいでどっちに向かって走っているのか分からなくなったが、難波かなと思った途端に湊町バスターミナルに到着。3分の2ほどが降りる。ここからは下道だが、単純に北上して大阪駅へ到着した。15分ほどの早着だった。

2019.05.03[Fri]
大阪13:42→金沢16:30 サンダーバード25号、¥5,400+¥1,190
金沢16:50→新高岡17:03 はくたか572号、¥860
新高岡17:14→高岡17:17 JR城端線

以降はバスでもないので一気に。帰りの電車も節約のため自由席だが、早くから列に並べたため苦もなく席にありつけた。金沢駅で乗り換える際、階段下で子供が泣きそうな顔して棒立ち、足元には水たまりが発生、と大変な事態を目撃してしまったが、日本酒の良い香りがあたりに漂っていたので、子供にとっての最悪の事態ではなかったようだ。大人にとっては残念な事故ではあるが*1

新高岡駅で忘れずに認証機へ駐車券を通す。これで1週間分*2駐車料金が無料となるが、今回の出発は先週金曜日の昼なので、いくらかは負担がいる。高岡市のサイトを見ると、7日間を超える分については、1日あたり最大864円かかりますとあり、自動支払機でどうやって4円を払うのか少し楽しみだったが、単に端数切り捨ての860円だった。「(あるのかどうか知らないけど)有人窓口へお越しください」なんてのをちょっと期待していたんだけど。


*1:キャリーバッグ内で漏れたか割れたかしたようだ。

*2:正確には168時間分。

2019.04.26-05.03 四国逆回り44

空港行・空港発のバスは、飛行機に合わせて運行するのが常であり、先ほど乗ったことでんバス高松空港発の一番バスは9時10分発だ。つまり、朝一の空港行のバスは、どこかで待機して飛行機が到着するのを待つか、回送で車庫に戻るといった運用が多いはず。そんな中、琴参バスは接続する飛行機がないのにもかかわらず、回送とせずに客扱いを行う*1。興味がわいて乗ってみたくなり、そんな朝一のバスに乗ることにした。

2019.05.03[Fri]
高松空港07:10→坂出駅08:00丸亀駅(行)
琴参バス 丸亀・坂出・空港リムジンバス、¥1,000、27.7km

高松空港にて
琴参バス 丸亀駅

「これ坂出行きますよね」と、ちょっとわざとらしすぎるかな、なんて思えるような確認をして、バスに乗り込む。もちろん乗客は自分だけ、ただ途中の綾川駅からの乗車も可能なので、そちらからの利用者があるかもしれない、いやさすがに祝日にはいないだろう、なんて考えている間にバスは出発する。

バスはアップダウンの続く道を進む。天気が良いので運転士つきのドライブ気分だ。綾川駅には予想通り人はなく、ロータリーを回っただけで道路へ戻る。大型の旅客船のようなイオンモール綾川の前を通って、さらに北へ。予讃線のガードをくぐった先で左折し、あとは坂出駅到着を待つのみ。坂出駅へは線路沿いの道から進んでいよいよ到着、と思ったら、坂出駅前交差点を右折して、元町・京町で停車する。……どうも、空港直行バスはこちらが「坂出駅」バス停のようだ。

2019.05.03[Fri]
坂出駅坂出駅/徒歩、0.2km

坂出駅にて
元町・京町付近のバス停群

坂出駅へは8分の早着だが、坂出駅以降は降車専用バス停なので、そのままバスは出ていく。こちらはこちらでまだ四国一周になっていないので、出発地点である路線バスの坂出駅前へ向かう。もちろん、バスで行くことも可能だが、さすがに見えるくらいに近い1区間を乗るのは憚れるので、歩く。最後が徒歩となったのは締まらなさ満点だが、うまくオチがついたとポジティブに考えたい。

坂出駅北口
坂出駅北口

坂出駅前には琴参バスが出発待ちしていたので運転席を覗きこんでみたが、「四国逆回り3」のときの気さくな運転士ではなかった。もしいたら一言報告しようと思っていたが、さすがにそんな奇跡は起こらない。しばらくは駅前で感慨にふけっていたが、達成感よりも疲れの方を感じる。さっさと帰ろう。


*1:丸亀・坂出・空港リムジンバス」の時刻表を参照。高松空港発初便の「航空便・航空会社」欄が空白になっている。

2019.04.26-05.03 四国逆回り43

路線バスロータリー側より撮影
朝の高松駅

最終日の朝も早い。結局、中村の11時スタート以外はすべて6,7時台のバスでスタートしている。ひんやりした朝の気持ち良い空気を頬で受けながら、高松駅へと向かう。

2019.05.03[Fri]
JRホテルクレメント高松(発)~高松駅06:16→高松空港06:49
ことでんバス 高松空港リムジンバス、¥760、16.6km

高松駅にて
ことでんバス 高松空港

あとは坂出に向かうだけだ。以前は弓弦羽*1乗り継ぎで坂出まで行けたようだが、琴参バス側の路線が縮小されてしまったため、今は繋がっていない。ということで、困ったときの空港バス乗り継ぎ、高松空港を経由して坂出へ出る。

朝一の飛行機に合わせ、3本のリムジンバスが3分おきに運行されていて、今回はその中でも1番早いバスに乗車する。朝早い時間だが利用者は多く、高松駅出発時点での乗客は9人、高松築港では追加で7人、県庁通り中央公園前ではさらに6人と、続々と乗客が増えていく。バス停に止まってドアが開くたびに「このバスは乗車専用です」なんて自動アナウンスが流れるが、あまり意味がない気がする*2空港通り一宮が最後のバス停で、以降は空港までノンストップ。最終的に、高松空港へは計31人が利用したが、積み残しもなく進んだため、空港で見かけた後続のバスにはほとんど乗客がいなかった*3

高松空港に到着すると、皆出発ロビーへと進んでいくが、こちらは飛行機に用がないため、人気のない到着ロビー方面へ。こんな時間に到着する飛行機などないので閑散としているが、空港発バスの乗車券売機は稼働していたので、最後となるバスのチケットを購入してから、乗り場へと移動する。

バスの側面には、ことでんのマスコット「イルカのことちゃん」が描かれていた
高松空港到着直後のリムジンバス


*1:読みは「ゆずりは」。ちょっとかっこいい地名。

*2:「降車専用です」なら分かるけど。

*3:ただし、未確認ではあるが、3本目のバスのみ瓦町を経由するので、2本目よりは乗客が多かったと思われる。