2018.04.29-05.03 南から北へ48

2018.05.01[Tue]
玖波駅10:25→公民館前10:55
廿日市市 おおのハートバス西ルート、¥150、10.5km

玖波駅にて
おおのハートバス 公民館前行

続いて乗るのは廿日市市のおおのハートバスの西ルート。廿日市市のバスが玖波駅のある大竹市まで乗り入れてくれているおかげで、乗り継ぎができるようになっている、良い心がけだ。当初は2人の乗客だったが、次のバス停の鳴川でさっそく1人が降車してしまい、すぐに1人ぼっちのバスとなる。廿日市市のバスはあまりお客いないのかな、と考えだすも、べにまんさくの湯西公民館と立て続けに乗客があり、そこそこの利用はあるようだ。

西公民館を出たあたりから、どうも国道2号の流れが思わしくなくなっていることに気づく。バス内の掲示を見ると、宮島近辺で渋滞が発生するので、ゴールデンウィーク期間の休祝日は宮島口行の便は運行しないとまで書いてある*1。今日は平日で宮島口行も運転される日ではあるが、そんな日でもこんな場所から渋滞されると、付近に住んでいる人はさぞ迷惑だろう。

幸い、バスは串山の交差点を右折し、以降は国道2号から外れたので、大きな遅れもなく公民館前へ到着した。終点で降りたのは自分を入れて3人、いずれも乗継券*2を所望したが、乗継券の発行にはいろいろと手書きが必要なようで、発行している運転士は大変そうに見えた。もしせっかちな自分がやったなら、乗継券5枚+早くしてよの一声で発狂しそうな感じである。

ハートバスに連れてこられた場所は、公民館や図書館が集まっているエリアの一角。近くに川が流れ、ちょっとした山もある自然豊かな場所だ。降りた3人とここから乗る親子など数名が次のバスを待っている。当方は今のうちにと公民館のトイレを借りて用を済ませておく*3


*1:もしかしたら、前回乗ったこいこいバスは、そういう理由で国道2号を走行しないルートになっているのかもしれない。

*2:持っていると、次に乗るおおのハートバスが100円引きとなるチケット。

*3:どうでもいい話だが、同じ公共機関でも、駅より役所やお店の方がトイレは空いていて清潔なことが多い。利用者が多くないので、ゆっくり利用できるのも利点だ。ということで、バスで出かけた際のトイレ利用は、よほど緊急時でない限り、自治体の施設やショッピングセンターなどを利用することが多い。

2018.04.29-05.03 南から北へ47

2018.05.01[Tue]
大竹駅09:20→玖波駅09:45
大竹市 こいこいバス、¥200、7.8km

大竹駅にて
こいこいバス 玖波駅行

次に乗るのも大竹市のバス、こいこいバスだ。大竹市による説明を見ると、大竹駅から玖波駅を結ぶ幹線交通ですとあり、日中40分ヘッドで両駅間を往復している。幹線交通とは言っているが、実態は駅間にある公共施設や病院、ショッピングセンターへこまめに経由するコミュニティバスそのものであり、玖波駅行に至っては当該地域の幹線道路である国道2号を一切走行しないという頑なさだ*1

大竹駅からの乗客は11人。出発してすぐに総合市民会館を経由するも乗客はおらず、「途中の乗降はあまりないのかな」と思うが、立石2丁目小方港でも乗降があり、思ったより利活用されていることを実感する。一方、市役所の裏に栄ぐるりんバスの停留所がかき集められていたりして*2、利用されない路線の末路も実感できる、素敵な路線だ。

もちろんこの混み具合が玖波駅まで続くわけでもなく、ゆめタウンで大部分が降車する。そりゃそうだ、通しで乗るくらいなら普通は電車で移動するものだ*3。この時間帯なら病院よりもショッピングセンターだよな、と考えていると、広島西医療センターでも3人が降りて、さっそく理論の修正が必要になる。結局終点の玖波駅まで利用したのは4人、降車後はめいめいの方向に散っていった。もちろん自分は降りたバス停で次のバスを待つことになる。


*1:さすがに横断はする。なお、大竹駅行は若干だが走行する模様。

*2:栄ぐるりんバスも大竹市が運行していたが、本年2月末をもって廃止されている。

*3:ただし、自分以外に通しで乗った人が1名いた。回数券が余ったとかの理由だろうか。

2018.04.29-05.03 南から北へ46

2018.05.01[Tue]
鮎谷08:10→大竹駅08:58
大竹市・岩国市 坂上線、¥620、26.1km

鮎谷にて
坂上線 大竹駅行(左)

ここまで乗ってきたバスの終点である美和総合支所と鮎谷はそれほど離れているわけではないので、軽い散歩の気分で1区間歩いて戻る。鮎谷はこの地域のコミュニティバスの結節点になっているらしく、数名の客が次のバスを待っていた。その中での一番人気は坂上線。自分を入れて4人が乗車した。

なお、今回はバスカード消費の都合上、和木~小川津経由のいわくにバスを使用したが、岩国市生活交通バス(美和地域)の松尾線を利用する方法もある*1。当日は坂上線出発前に松尾線も鮎谷へ到着していたので*2、終点での乗り継ぎも可能なようだが、実際の乗り継ぎは分岐点である中垣内(07:57→08:19)が無難だろう。

先ほど乗ってきた下りのバスが運転士もそのままで折り返しとなり、定刻に鮎谷を発車。上りのバスはこまめに乗客を拾っていき、先に乗車した小川津橋でも2人が乗車した*3。バスが小型ということもあってか、トンネルで道路がショートカットしているところでも積極的に集落側を回り、おかげで集めた客数は大竹駅へ近づくころには20人にもなっていた。もちろん車内は立ち客であふれている。これなら廃止しなくてもよかったのではと思うが、自治体の配布する無料もしくは低額で乗れる優待証などのおかげで、利用者が増えているだけなのかもしれない。

停車したバス停が多かったせいか、大竹駅にはやや遅れて到着。バスの運転士に「もう戻ってきたの?」なんて突っ込まれたりする*4小川津橋で待っているのが暇なので無駄に往復しましたと正直に伝えると、「ああ、ドライブだね」と返された。なるほど、ドライブという考え方もあるのかと納得する。


*1:ちなみに、上記写真の右側に写っているのが松尾線のバスだ。

*2:松尾線の鮎谷到着予定時刻は08:06となっている。

*3:前回も触れたように、小川津橋バス停の周囲はそもそも墓場であるため、このバス停が最寄りとなるのは山口県側の集落しかない。なお、広島県側の集落も近くにあるが、そちらは別のバス停がフォローしている。

*4:美和総合支所で降りた際、総合支所発のバスはないから帰りは鮎谷から乗ってね、といったやりとりを交わしていたため。